入院した日
延命措置を行わないことを承諾させられた
急な入院の手続きで混乱している中で
無表情で淡々と告げる医師の言葉を
夫と私は黙って聞いた
「させられた」と感じたのは
そのことに対して
質問も反論も受け付けない雰囲気だったから
『死』が
もうすぐそこにあることを突きつけられた
心臓を掴まれたようだった
何も考えられなくなったけど
入院の準備をしなくちゃ
何も用意して来なかったから一回帰らなきゃ
でも夫を一人にしたくない
どうしよう
でもやらなきゃ
あの精神状態で
片道1時間超の道を
よく往復できたと思う
そういう場面での冷静さが
良かったと思う反面
嫌でもあった
「延命措置はしない」
死別された方や闘病中の方のブログにも出てくる
何とも言えない気持ちになる
もうすぐ開花
ハゴロモジャスミン
時々こうして綴っていこう