今年も毎年恒例の、大津で一番早く咲く桜「初御代桜(はつみよざくら)」を撮りに、予報通りの好天気になった3月15日(金)に大津市の「皇子が丘公園(おうじがおかこうえん)」に出掛けました。

 「初御代桜」は「寒緋桜(かんひざくら)」と「啓翁桜(けいおうざくら)」を交配してできた彼岸桜の一種の園芸品種だそうで、我が国の桜のほとんどを占める「染井吉野(そめいよしの)」より半月ほど早く開花し、花は一重咲きで淡い紅紫色、、分岐が多く、切り花に適しているとか。 今年は暖冬の影響もあって例年より10日程開花が早く、訪れた3月15日には、もう花は8~9分咲きの見頃を迎えていました。

 「皇子が丘公園」は、大津市の西、国道161号線西大津バイパス皇子山ランプの傍にある琵琶湖と大津市街を見渡せる高台にある大津市営の公園で、大芝生広場・展望広場・回遊式日本庭園などがある「四季の森」や大型プール施設・体育館・人工芝テニスコート・弓道場などの「スポーツ施設」、「野外劇場」、「交通公園」、更には近くの「皇子山総合運動公園」には「野球場」や「陸上競技場」なども有り、又、今回紹介する「初御代桜」とは別に、公園には「染井吉野」や「山桜」など約300本の桜が植えられている桜の名所でもあり、秋の紅葉や緑溢れる夏などにも多くの人が訪れる、大津市民の憩いの場となっています。

 「初御代桜」はこの公園の北西の一画にある西大津バイパス皇子山ランプ傍の「桜苑」に約180本植えられていて、大津で一番早くお花見が出来る穴場です。

 アクセスは、公共交通機関を利用の場合は、JR湖西線「大津京」駅から徒歩で10分、京阪石山坂本線「京阪大津京」駅から5分と至近距離に有り、マイカーの場合は、広大な「皇子が丘公園駐車場」が「初御代桜の桜苑(以下、桜苑と称す)」の直ぐ横にありますので大変便利です。

 紹介した写真の上段は、「皇子が丘公園駐車場」から「桜苑」に向かう途中の小さな谷に架かる吊り橋を駐車場側から見た風景。 写真2段目は、吊り橋を渡った後、「桜苑」に降りる石段上から満開の「初御代桜」を俯瞰したもの。 写真3段目は、「桜苑」の北西端から滋賀県由来の「飛び出し坊や」と「初御代桜」を西大津バイパス皇子山ランプ出口方向に撮ったもの。 写真下段は、タイミングよく飛んできて「初御代桜」の花びらを啄む「ヒヨドリ」です。 

 今日3月20日現在、「初御代桜」はまだまだ見頃のようですので、興味のある方は一足早い今年のお花見を楽しまれては如何でしょうか。