以前にも書きましたが…
私は自己免疫性疾患だろうということになりましたが、原因となる抗体は見つかっていません。
抗GAD抗体は陽性(19.0U/mL[正常値5.0未満])ですが、これは、1型糖尿病の人や病気でない人も持っている抗体なので、高力価でなければ、この抗体が原因の病気とはいえないとのことでした。
しかし、約1年前、この抗体が陽性だとわかった時に(この時初めて調べた)、やっと自己免疫性疾患の疑いということになりました。それ以前はずっと『問題ない』と言われていました。そこから、私もいろいろ行動することができるようになりました。だから、私にとってはとても意義のある抗体です。
サイトカインは私の場合、最初に髄液検査を受けた3年前からIL-6(インターロイキン6)が異常高値でした。免疫の異常といえる、唯一の手がかりなのかもしれません。
でも、うつ病でも高くなる、とか、IL-6に囚われすぎているのでは(カンファレンスでの話)、と言われ、脳神経内科の病気と結びつくことはありませんでした。
免疫性疾患の方は、皆さんサイトカインに異常があるのかしら?と気になりますが、あまり調べないのかしら?
診断基準に沿って診断できるなら調べる必要ないのかしら?
私の場合もIL-6だけ調べたのかしら?
サイトカイン
サイトカインは、炎症の重要な調節因子で細胞から分泌される低分子のタンパク質の総称です。 サイトカインは、侵入した病原体に応答して産生され、免疫細胞を刺激、動員、および増殖させます。 サイトカインには、インターロイキン(IL)、ケモカイン、インターフェロン、および腫瘍壊死因子(TNF)などがあります。
私はずっと病名も原因もわからない体調不良だったので、他の方のブログでも、病名や症状→検査結果は?というのが気になって読ませていただいていました。
なので、私も病名がわかっていないので参考にならないかもしれませんが、なるべく検査結果を書いてきました。
今回の入院での抗体やサイトカインの検査結果もわかったら書きたいと思います
3月の外来で採った血液での検査結果(大学病院でやっている脳炎脳症に関する研究)だと思いますが、大学で調べた6つの抗体は陰性でした。
未知の抗体や日本で測れない抗体もあるので、今後、何らかの病気と診断される可能性はあるとのことです。
今回、入院してから、先生たちには「免疫性疾患である根拠はない」と言われました。私も検査結果からはそう判断されても仕方ないと思います。
でも、外来の主治医は、最初から抗体がみつからない免疫疾患の話をして「(免疫の)治療をおすすめします」と言ってくださっていました。免疫性疾患だという自信があったのかしら?それとも、わからないならとりあえずやってみればいいと思ったのかしら?
“日本で測れない抗体”について入院中先生に聞いてみました。
陽性の可能性が高くないと調べられないのですか?
それとも費用の問題ですか?
日本で調べられない抗体を海外(スペインのなんとか先生)に送って調べてもらうには、英語で資料を作り、冷凍で送るので、費用と手間が大変。何人分か集まるのを待って(数年?)まとめて送っている大学もある。
どのような臨床像がその抗体と関係あるのか、症例が少なすぎてわかっていない。
今、日本でも毎年数十個くらいずつ新しい抗体が調べられるようになっている。だから近いうちに日本でも調べられるようになると思う。
今みつかっている抗体の中には、意味がないとわかったものもある。
ここの大学病院で今まで海外に検査に出したことはない。
(だいたいこのようなお返事でした)
先日、図書館でNewtonの『免疫のしくみと難病治療への期待』という雑誌をたまたま見つけてチラッと読んでみたら、糖尿病や高脂血症など、今まで代謝性疾患だと思われていた病気も免疫が関係している、というようなことが書いてありました。
(私も体調悪くなってからコレステロールが高くなりました)
思っているよりもたくさんの病気に免疫が関係しているのだと思いました。
かなり昔の雑誌なので、今はもっといろいろなことがわかっているのかもしれません。
思っていることなど、とりとめもなく書いてしまいました
まとまりがなくてすみません