屋上【陽世side】

「♪~♪~」
 あたしは中央高に通う藤崎陽世(ふじさきひよ)。
 高2になった今日、始業式サボって屋上にいる。
 あたしには2人の弟妹がいる。
 あたしと一緒に暮らしているのは、弟の巴(ともえ)高2の双子。
 もう1人は別のところで暮らしていて、妹の咲音(さきね)高1。
「ねぇ、巴。離れて」
「えぇっ!! いいやん!」
 巴は大声でそういう。
 巴は毎日、あたしにベタベタしてきて、今日も屋上で寝込んだら巴がくっついてきた。
「ねぇ、暑い」
「大丈夫?! 熱あるのかな?」
 本当にしつこい・・・放っておいてほしいのに何で近づいてくるのかな?
「団長の命令・・・ガチで離れないと殴るよ?」
 そう言うと、巴は少しずつ離れていった。
 最初からそうすればいいんだよ。

「すきありっ! チュッ♡」
「っ/// く、口じゃないから許すけど、口だったら絶対に巴でも容赦しないからな!!」
 あたしは、巴にキスされた。
 しかも、おでこに・・・キモい・・・

「やっぱ顔赤いよ? 帰る?」
「その笑顔うざい・・・消えて」
「ははは(笑) じゃ、じゃあ先帰っとくな!! 気をつけて戻ってきてよ!!」
 巴は、走って屋上から出て行った。
 本当に何なんだろう? 姉弟なのに、あんなことしてていいわけ? 普通いけないよね?? まぁいいや。
 また寝よう・・・

―Zzz・・・

「・・・よ・・・ひ・・・よ・・・」
「んん・・・」
「陽世っ!!」
「うわぁ!! な、何?!」
「何じゃないだろ! 久しぶりに学校来たと思ったら、屋上でサボりかよ!!」
 こいつの名前は稲田雅也(いなだまさや)で、あたしの親戚。
「あぁ・・・ごめんごめん(^^; 始業式って面倒やん? だからサボった・・・あ」
「何だ?」
「いつからいたわけ?」
「いつからって、もう20分も経つぞ」
「えぇぇぇぇ!! 20分っ?!」
 まじか・・・ってことは! 寝顔見られてしまったってことだよね! 最悪!!

「陽世?」
「な、何?」
「顔赤いけど大丈夫? 保健室行くか?」
「保健室!? 絶対行かない!! 死んでもいかないからね!!」
「死んでもってww 大袈裟すぎるだろ」
「大袈裟じゃない! 保健室は薬の匂いがするからキライなんだ!」
 薬の匂いは、あたしにとって大ダメージなんだから・・・まぁ、あたしが雅也に秘密にしてるだけだけどねww

「てか、また聴いてんの?」
「え? 何が??」
「アニソンだよ。本当に好きだよな」
「いいやん!! 自分の趣味なんだ! アニメに興味ない雅也にはわからない話でしょ!」
 雅也は勉強勉強で遊んでくれないし、昔よりも一緒にいる時間が少なくなってきてる。
 そんな雅也は勉強ばかりでアニメに興味なく、アニメよりニュースを見ている、超真面目人間・・・これがあたしの好きな人ってありえないわ・・・

「まっ、俺はそういうことには興味ないから、授業戻る。陽世も戻るよな?」
「うっ・・・頭が・・・クラクラする・・・」
「仮病使うな。まぁ・・・顔も赤いし帰った方がいいかもな」
 仮病使ってたことはバレたけど、まんまと顔が赤い=体調不良って思ったな! あたしが体調不良じゃないからな! はっはっはっはー!
「あ」
「ん?」
「やっぱ何でもない」
「なんだよそれw まぁ早く帰れよ。雨降るから」
「OK~。さっさと帰りますよぉだ」
「うん。じゃあな」
「ばいば~い」
 ふぅ・・・やっと邪魔者消えたぁ!! でもちょっと嬉しかったな♪ 雅也と2人きりになるなんてなかったし、間近で話すことができた! 雅也には悪いけど、あたしはまだ、帰らないよ! 帰ったら巴がいるからね!
「よしっ! 3度寝するか!!」



  どうもMaRiNです✩ 小説を読んでくれた方、ありがとうございます! まだまだ未熟者ですが、ちょっとずつ書いていこうと思います! 応援よろしくお願いします!!


可愛くないね。うん。可愛くなかったらみんな!

わかりにくいかもだけど、白大蛇。お世話になった神楽団。