松戸市の市営施設「戸定亭」です。
松戸駅東口から南に徒歩10分ほどです。
現在放映中の徳川慶喜公の弟君・徳川昭武公が明治17年に作られた私邸です。
昭武公の次男 徳川武定公が昭和26年に松戸市に寄贈されたそうです。
現在の敷地は当時の1/3ほどだそうです。
入口の門です。
入場は無料ですが、歴史館・邸内は両方で320円です。
現在放映中のパリに遠征中の昭武公の私邸になります。
世が世ならば徳川家第16代征夷大将軍になられるお方ですが、明治維新以降なので質素なお住まいです。
慶喜公
昭武公
パリ万博随行団
フランスの新聞の挿絵・・・等の素晴らしい写真や資料が展示されています。
9棟が廊下で結ばれ、全23室を数えます。
一番の大広間です。
奥の間・・・といってもこの広さです。
鎧はダミーです。
お風呂場、生活の場ですから当然トイレもあります。(もちろん現在は使用不可です)
徳川御三家、水戸家の当主ですので邸内に立派な金庫があります。
水戸徳川家としては現在の隅田公園付近に本宅もあったそうで、戸定亭は別邸という位置づけでしょうか。
大広間から見た庭です。
大広間から見た西側、江戸川を望みます。
少し高台ですので冨士も望めるようです。
庭先から望む大広間。
直下に常磐線、遠くに江戸川、東京外郭環状道路が見えます。
歴史の重みを感じられる素晴らしい施設ですので、行ける方は是非お出かけをお薦めします。
ここから南西に直線距離で2km弱で江戸川の「矢切の渡し」があり、渡った向こう側は寅さんの舞台 柴又です。