八九式ここまで来ました。
尾そりが付いて面白い形です。
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はじめからゆがんだターレットがキュートです。
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何を考えてこんなデザインにしたのかさっぱり分かりませんが、なかなかかわいいへそ曲がりです。
 
このシャーマンはM4a3e2型で、通称「ジャンボ」とか「キングコング」などと呼ばれました。
ライトも付けずに分厚い増加装甲に囲まれた、いわば「どっからでもかかってこい」という男らし~いコンセプトから生まれたタイプです。
当然ながらその分重量が増加し、ダックビルと呼ばれるエンドコネクター付きキャタピラが標準装備されました。
このタスカのモデルはサスペンションが調節できるため、重量が増してサスが少し下がったようにしてあります。
さすがタスカはこの辺、芸が細かいです。
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当初は75mm砲が標準装備で、相手の懐に飛び込んで75mmを近接射撃するというコンセプトでしたが、非力でかなわんという現場の要望で3インチ(76,2mm)砲に現地改修されていったようです。
もともと内部の広い3インチ砲用のターレットがベースなので改修は簡単だったようです。
この模型もバレルは差し込んであるだけで、ロングバレルに替えられます。
砲基部は75mmのままですが、見えないから許してちょうだい(汗)
3インチ砲にもマズルブレーキを付けられるタイプで、その部分にリングを付けたタイプと、この写真のようにそのリングがない初期型と二通りありますが、ジャンボにもどちらも実在します。
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そして戦中型の最終形がM4a3e8・イージーエイトと呼ばれるものです。
ワイドキャタピラとHVSSボギーを装備し、オートマチックトランスミッションで、イージードライブだったとか・・。
ガンシールドとターレットの間にキャンバスカバーが着いた戦後型が陸自に供与され、61式が配備されるまで長らくMBTの地位に君臨しました。
映画「ゴジラ」や「モスラ」で登場してましたね。
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最後は虎退治の決定版として登場のM26パーシングです。
トーションバーサスペンションを採用し、低いシルエットと90mm砲が特徴です。
シャーマンと並べるとその低さがよくわかります。
タミヤのモデルですが、トーションバーをピアノ線に替えて、実際に沈み込むように作りました。
最前、最後のピアノ線はより太いのを使用しています。
ガンシールドとターレットに、キャンバスカバー取り付け基部を追加しています。
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同じ工場で並行ラインで生産されたM24との名コンビは、戦後もしばらく続きました。
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M26→M46→N47→M48→M60と続くパットンシリーズの最初のモデルです。