M4a1(鋳造ボディー、空冷星型エンジン)中期型
前回の初期型から少し進歩したタイプです。

ボギーがヘビーデューティーサスペンションと呼ばれるものに替り、リターンローラーが後部に移動してます。
これにも数種類あります。
ギアハウジングがワンピースのものに変ってます。(これもへこんだ部分が丸いこのタイプと、シャープノーズと呼ばれるもう少しとがったものと2種あります)

緑の矢印がワンピースハウジングの丸いタイプです。
黄色の矢印はアップリケアーマー(増加装甲)で、現地で増設されますので、いろいろなものが見られます。
車体左右のものは、車内がこの部分が弾薬庫になっており、誘爆を防ぐために増設してます。
タミヤのM4a3後期型車体は、弾薬庫が水を張ったタイプに変り、装甲も厚くしてあるため増加装甲は付けません。
ごく一部の後期型M4a2(ディーゼルエンジン、海兵隊仕様)に増加装甲を付けたものがあります。


細かいところですが、ガンシールドの左右に小さな羽根(緑の矢印)のようなものが増加されています。
これが後にロケット発射機をターレットの上に付けたタイプ(スクリーミングミミ、訳すと喚き散らすミミちゃん)と呼ばれます)に役立つことになります。
また、同軸機銃にも増加のシールド(黄色矢印)が付けられています。


この後部パネルのタイプは、コンチネンタルR975C1空冷星型9気筒ガソリンエンジン350hp 15,945cc を搭載するタイプで、シャーマンの腰高シルエットの原因です。
元は飛行機用のエンジンを戦車に搭載するとは凄い発想です。

空冷のため後部に冷却ファンを背負っています。

大きさを実感していただくために、戦車兵を立たせてみます。
ちなみに、このフィギュアーは50,92mmで、35倍すると約178cm、アメリカ兵ではほぼ標準程度でしょうか。

おまけは、衝動買い。

続く・・・。