ここまでできました
ターレット内部を塗装し、組み上げました。
キットでは車体に載せるだけなので(キッチリはしてます)外れないようにしました。
もちろん旋回しますが、2度と外せません。

これから細々と仕上げていきます。
問題はキャタピラ・・・いちおう連結可動なのですが、ボッチが細かすぎ弱すぎで、はめると山が削れてしまい、すぐ外れます。
結局のところ流し込みで固定するしかなさそうです。
先が思いやられます。
旧作、イタレリをご覧ください。
例の固いキャタで、はめると転輪を壊します。
それでいて切れやすく、フェンダーの中でホチキスでつないでます。
でも、なかなかの風格です。

戦中型の特徴は、車体前面下部のコの字型の金具、バレルのリング、アンテナ基部のステーなどです。
トーションバーサスペンション、低いシルエットなど、現代戦車の走り的デザインです。

おまけはタスカのシャーマン初期型。
私の持っているシャーマンでは一番原始的なタイプで、この後順次ご披露します。

M3タイプのボギー(リターンローラーが中央)です。
細かい点ですがバレルのシールドが狭く小さいタイプで、左右の張り出しがありません。
また、同軸機銃の銃眼にシールドがなく、むき出しのままです。

この初期型の一番の特徴はドライバー&ガンナーハッチの前面にある直視型バイザーブロックで、これを跳ね上げると前が空き、直接前が見えます。
その分装甲は脆弱なので、この後は廃止されます。
このタイプも、その後この部分を溶接し、さらにその前に装甲板を付けたりしています。
そしてタスカご自慢の3ピースデフハウジング。
実車では3つのパーツをボルトでつないでいますが、タスカは実車のように2枚のパーツを張り合わせて実感を出しています。
他のプラモメーカーの3ピースはこのつなぎ目がなく、フラットです。

ボディー、ターレットともアップリケアーマー(増加装甲)を付けずに、この原始的な姿のまま実車はパリまで進軍しました。
その後終戦まで生き残ったかはわかりません。
シャーマンはほとんどのパーツに互換性があり、現地改修でパーツを変えるのでボギーもハウジングも変えて生き残ったかもしれません。
この互換性のためにオリジナルの他、多くの鵺タイプが存在し、これがまたシャーマニアの興味が尽きないゆえんです。
続く・・・