今日は、鹿児島ビルダーズネットワーク(KBN)と、株式会社マイライフオオニワ(大庭勝社長・霧島市牧園)の共催による、「デコスドライ勉強会」へ新規クライアントを引率して参加してきました。
 デコスドライと聞いて「あっ!」と、思われた方は流石です!そうです、住宅用などの断熱材として使用されるセルロースファイバー(新聞紙がベース)の一種で、木造建造物との相性が良いと言われています。
https://youtu.be/kOqLtBcZbH0
 また、結露防止に吸湿・調湿性、高い防火性や防音性のほか、ホウ酸を含有しているため、シロアリを寄せ付けないなど、他の断熱材に比べても多くのメリットを兼ね備えています。
 今回は、姶良市が発注した借上型住宅(施工=創建)がこのほど完成し、その物件にデコスドライが採用されたことを受けて、最新サーモカメラを使った既設住宅との温度調査のほか、国が進める住宅性能評価の流れで「断熱の質」が変化してくることから、エンドユーザーに正しく理解してもらえる、提案力を養ってもらうために、デコスドライ工法を採用する鹿児島県内の工務店や、新規採用(検討を含む)する工務店など50社が参加して行われました!
 講師には、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の前真之准教授(写真上)と、株式会社創建の有村忠一社長(写真下)が登壇され、それぞれの立場からデコスドライ工法のメリットと、断熱・気密の重要性について語られました。
 特に、前准教授は「家で、安心して休めるからこそ、人は外で生活することができる」としたうえで、「住宅性能に断熱気密や省エネは基本。決して、お客様に選ばせるものではない!」と強調されました。
 最後に改めて、「いかに素晴らしい商品(材料)であろうとも、正しい説明(ウソやごまかし)、余裕のある設計、丁寧な施工がなされなければ意味がない!」と参加された方々へ念を押されました。
 「心配するな!俺が上手くやるから!」で家が建てられる時代は遠い昔ですが、日進月歩で技術革新が進み、提案ツールが多様化してきても、今も昔も変わらないのは「基本に忠実に、親切に丁寧に」なのだと、改めて思いました。