京終 今西清兵衛商店 | 日本の酒場をゆく

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昼からほろ酔える酒蔵の利き酒よしうお77
猿沢の池から南は江戸明治の古い町家で「奈良町」と呼ばれる。
若い人の手作りクラフトショップや自然食カフェは、古都をスローライフの町としているようだ。
JR桜井線「万葉まほろば線」京終駅から歩くこと約14分、国道169号からあてもなく曲がった横丁の屋根瓦の軒先に、酒林【杉玉】を掲げて「春鹿醸造元」の扁額が上がる(今西清兵衛商店)がある。
代々春日大社の神職で御神酒の醸造に携わったのち、明治17【1884】年に「春日神鹿」のちに「春鹿」の名で創業した。
一歩入った中は太い梁が天井高く巡り、ひんやりと静謐だ。
白地に藍のモダン時代劇風の大振り盃が並べて売られ、ここで地酒「春鹿」の試飲ができる。
利き酒は500円で春鹿5種と肴は3種の奈良漬けだ。
この日は春鹿「超辛口純米酒」・春鹿「純米吟醸 封印酒」・春鹿「桜ラベル 純米酒」・春鹿「奈良の八重桜」・春鹿「純米吟醸 活性にごり酒 しろみき」の5種に、春鹿「発泡清酒 ときめき」をサービスされ、最後に藤色の盃をもらった。
春鹿の酒は軽快でキレよい旨口の酒を生んでいるようだ。
メモメニューはない。
「営業時間10:00~17:00/無休【不定休あり】」