青葉通一番町 きむら | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

文化横丁の名物酒場ew_icon_a401.gif
酒飲みには自動車が入ってこない横丁ほど安心できるところはない。
酔った千鳥足でも心配なく、並ぶ気安い小さな店の気っぷうのよい大将、美人女将のカウンターに自分も加わる楽しさ。
横丁内をうろうろしてるだけで一晩楽しめる。
東北に飲み屋横丁が多いと感じるのは、肩ふれ合う細路地は寒い北国にふさわしく、実際北風を防ぐかもしれない。
仙台市地下鉄東西線青葉通一番町駅から歩くこと約三分、青葉通と南町通の間に平行する文化横丁にある焼き鳥酒場(きむら)に入った。
大衆酒場につきもののカウンターと椅子席は連日賑わいを見せる。
屋号は店主の苗字だろうか。
この店に寄ったら豚ミソを注文する。
名物の豚ミソは自家製ミソダレで焼いたものだ。
豚ミソを頬張りサッポロ黒ラベルの瓶ビールに酔う。
店を出ると赤い小田原提灯が北風でゆらゆらと揺らめいている。
庶民的で昭和の風情漂う文化横丁の雰囲気は悪くない。
メモコストパフォーマンスは優良。
注意豚ミソ90円
豚バラ90円
大根漬200円
生キャベツ200円
清酒「高清水」200円
ビール「大」580円
「営業時間17:00~23:00/日・祝休」