究極の寿司屋
JR宮古駅から少し離れた宮古岩泉線沿いにある(大寿司)は、魚の味にはうるさい地元の漁師もその味を認めるという寿司屋。
とくれば、いやが上にも料理への期待が高まる。
無論、ここで主役となるのは三陸の鮮度抜群の魚たちだ。
「この時期の本マグロは脂がのってるからね」と教えてくれたのは隣に座った漁師。
それなら間違いないと、本マグロの中トロにぎりを一口で頬張ると、本当に絶句した。
鼻に抜ける香りと鉄分の酸味に支えられ、次第に本マグロの旨みと脂が自己主張を始める。
そこへ、程よい酢加減のシャリの香りが広がりもう文句なし。
その妙味には美食家も黙って舌を巻くしかないだろう。
「ここらの人は魚をよく知ってるでしょ。だから難しいですよ」と、主人が話すように、江戸前寿司の丁寧な仕事が施されているのがよく分かる。
妥協許さぬ主人が作る寿司は洗練された江戸前の味だ。
コストパフォーマンスは極めて優良。
飲み物メニューなし。
アナゴ巻き900円
梅にぎり「並」1100円
竹にぎり「中」1600円
松にぎり「上」2300円
特上にぎり2600円
極上にぎり3400円
「営業時間17:00～21:00/不定休」