5分ほど時間をください。
この動画を見て
我が家の長男のことを知ってください。



我が家の長男は
場面緘黙症(場面かんもくしょう)です。
もともと内気な子で物静かな子でしたが
優しく真の強い子でした。

彼の異変に気付いたのは2年生の二学期の参観日

学校の席に座る
後ろ姿が不安そうに見えた。

授業が終わり私が話しかけても
返事をしない。
話したそうにしているのに声が出ない。
涙目で私を見つめる。

絶対おかしい!
何かある!
当時の担任の先生に相談しても、先生はそのことに気づいていない。

教頭先生、教育委員会、子供センター、療育センター、子供病院
色々な所に相談に行き、検査して
場面緘黙症と知った。

ある場面(息子の場合はそれが学校)で話せなくなるという症状。

家ではとても明るく
よく笑いよく話す
でも学校では話せない。
声が出ない。

その理由は本人にも分からない。
家族の前では普段と変わらないので症状に気づくのが遅れてしまった。

話したいのに話せない。
皆が楽しそうにしているときも遠くから聞いて
心の中で笑う。

助けてほしいときに助けを呼べない。

どれだけ辛いことか。

4年生になり
新しい先生と出会い
彼は少しずつ変わっていった。

先生は彼のできる事を最大限引き出して誉めてくれた。

かんもくの子供は大人しく他人に害を加えることはない。
そのため、学校での存在は空気のようになってしまう。
いなくても気づかれない。
長男がしゃべれなくても誰も困らない。
だから授業中でも当てられることはない。
発言ができないから。
でも、かんもくについて勉強してくださった先生は
発言しなくても答えれる問題を彼に出し、
棒で指し示し答えさせる。

色々工夫して授業に参加させてくれた。

自分の存在を認めてもらい自信のついた彼は
学校でも声は出せまでんが
少し笑うようになった。


5年生になり
また新しい先生と出会い
さらに前進した 

優しくつつみこんでくれる先生が大好きで
学校での話しもよくしてくれるようになった。

同級生も、なんとなく彼の事を受け入れてくれるようになった。

今6年生になりました。
彼はまだ話すことは出来ません。

でも毎日楽しく学校に通っています。

家族が、友達が、学校の先生が、塾の先生が、大好きな美術教室の先生が 
彼に関わる皆が、彼を理解し受け入れ、優しく守ってくれているから。

私たち家族は
彼の過ごしやすい環境を整え
彼の力を見過ごさず
彼のやりたいことを見つけて
彼を信じ
待つことしか出来ません。

待つことしかできないのです。


場面緘黙症には家族以外の力が必要です。

だから私も
まず皆さんに知ってほしい

場面緘黙症を 

8月16日、中国新聞に載ってました。


この記事を読み
この動画を見て
私も皆さんに発信したいと思いました。

是非見てください。

そして
こんな子がいたら
早く教えてあげて下さい。

まだまだ知られていない、場面かんもく
早期発見、早期治療で症状がずいぶん変わります!


よければシェアして拡散してください。

そして遠慮せず私に何でも聞いてください。
何でもお話しします。


場面かんもくを
もっと多くの人に知っていただき
苦しんでる子供たちに
ほんの少し力を貸して頂けることを
願っています。