吉野家に行きました。
なんすか?スーパーフライデーって?
店に入るなり「スーパーフライデーご利用ですか?」
は?なに?ご利用ですかの前にまずスーパーフライデーがわからん。
見るとソフトバンクの携帯持ったやつかわんさかきて牛丼タダで貰ってます。どうもソフトバンクの無料クーポンを配布してるらしい。私はソフトバンクの携帯ではないしクーポンの存在も知りません。
メニュー見るとスーパーフライデー専用のメニュー表になってて種類めちゃくちゃ少なくて選びようが無い。仕方無しに牛鮭定食食べて580円払って帰りました。
吉野家は基本的に2度と行くまいと思いました。
これ、企業努力の方向間違ってないですか?吉野家は客でなくソフトバンクに牛丼を売ってるんです。客として来てる人は吉野家の牛丼を食べに来たんじゃないんです。無料で配ってる何かを貰いに来てるだけ。そして普通に入ってきた客はメニューを選べないという不便さと他の人よりも高く払った不快感だけ残る。
お宅牛丼屋でしょ!牛丼の品質とサービス向上で客呼ばんかい!売り先変えて数字だけ追って品質とサービス落としてどうするねん。
これ、話題になったホンダドリーム店の問題に似てるなあと思いました。ホンダは社内規定を満たす規模と資本、うん千万円の供託金を入れる事、定価販売、業販禁止のしばりをしてドリーム店を名乗ることが許され、250ccより大きなバイクを売ることができ、今まで地域密着でコツコツホンダを売ってくれてた小さなお店は250cc以下のバイクしか卸してもらえません。昔から営業されてたホンダナニナニという名前のお店、ホンダのバイクが買えません。看板も付け替えさせられました。ホンダのブランド化がどうのこうのらしいです。
インドや中国、タイとかで安物作って輸入して売りさばいてるくせに何がブランド化やねん!
売り方変えて数字上げる前に品質とサービス向上やろがい!
会長となって経営から退くと町の小さなホンダの看板を見つけるたびに寄って握手して「ホンダを売ってくれてありがとう」という取り組みで全国を回った本田宗一郎。
NSXの専用工場で「NSXの製造のため全国からよりすぐりの工員を集めました」というのを聞いて「皆んなホンダで一生懸命働いてくれてる人達だ、私はそういう考え方は嫌いだ」と言った本田宗一郎。
パーツ取り寄せたら初期型モンキーが新車で組めたぐらいアフターサービス良かったのに本田宗一郎が死んですぐ倉庫のパーツを破棄、純正パーツ供給最悪のメーカーとなったホンダ。
今のラインナップもたいしたこと無くない?
ブランド化で勝負するならまず品質とサービスの向上。今まで地域密着でホンダブランドの基礎を支えメーカーとしてのホンダを発展させてきた人達を切り捨てて顧客を自分達で抱える売り方に変えて目先の数字を追ったホンダ。後で頭下げてももう扱ってもらえないよ。
対象的に、
小さな販売店でも頑張って売ってくれたお店にお米とかお酒とか送り続けるスズキ。
地域の店舗会議の意見を積極的に吸い上げるスズキ。
社長が地方のお店を直接回って激励するスズキ。
私はスズキを応援します。ホンダのバイクは新車では絶対買わない。
なりふり構わず目先のお金を追うメーカーとお店とメーカーお互い支え合って向上を目指すメーカー、私はこれからの変化を数十年スパンでじっくり見ていこうと思ってます。
そして日本人の良心がまだ健在であると信じます。