南米ひとり旅 11 | Wildwoodのブログ

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[Day9 その1]

今回の宿泊施設の中で恐らく宿泊代が、1-2番に高くて、世間一般にホテルとカテゴリされる施設。お値段の通り、立地もサービスもお部屋もとてもよかった。朝食場所へ行くと、外は快晴、大きな窓に素晴らしい景色が目の前に広がっていた。 最高の気分。

 

まだ朝も早く時間がたっぷりあるし、赤道記念碑と博物館へは、グーグルで調べるとバス乗り継ぎも簡単そうだし、バスで向かう事にした。 ホテルの人に教えてもらったバス停で、バスチケットを買い、グーグルマップに表示されるバス番号を待つんだけど、バスに番号が書いてなーぁい! チケット売り場の人に、iphone画面のバス番号と行先を見せるけど、売り場の人は「ここじゃない」と言い続けるだけで、どこから乗るのか教えてくれない(のか教えてくれているけど、私が理解できてないかは不明) 方向が逆なのかな?と、道の反対側のバス停に行って聞いてみるも、やはり同じ状況。

 

計画を変更し、乗り換え後のバス停目指し、google mapを見ながら、直行でいけるバス停を探し歩き始める。私は、よくも悪くもかなり臭いに敏感で、今回はその特技(?)をいかし、ドラッグや排尿のにおいがする道を避けて歩いた。いくら朝とはいえ、キトは決して安全な街ではない。 でもそれと引き換えに、観光とは違った普段のエクアドルの生活を垣間見る事ができた。ただ、あんまり裕福でない国でない事もわかった。

 

Google mapで見ると、バスターミナルであろう場所に近づいてる感はあるが、道はあるのにmap上の道は行き止まり、横断歩道的なものもなく、交通量も半端ないので、地図通りに進むことができない。とりあえず人の波にのって進んでいくと、主要道路沿いにバス停があった。といっても、ここは目的のバス停ではない。 でも恐らくここに停まるバスのどれかに乗れば、赤道記念碑へ行けるはず。

 

パンをかじりながら待ってた若者に、「赤道記念碑へは、どのバスに乗ればいいの?」と聞いてみた。自分の家の方角だから、一緒のバスに乗ればいいとの事。どうやって行先の違いを見分ければいいのか聞く間もなくバスに乗り込んだ。

 

通じているかどうかもわからない英語混じりの片言スペイン語で、たわいもない話をしながら、一時間ほどバスに揺られた。若者は、「エクアドルの失業率は今半端ないから、一人旅は危ないよ」、と言ってた。彼自身も、学生でも働いてるわけでもなく、現に朝9時に、1時間もかけて市内中心部に朝ごはんだけを食べに来ただけで、おまけに私の道案内もしてるということは、今日暇だという事。

 

地元っちしか乗っていないバスの中の光景は、非常に面白かった。途中、何度か物売りの人が乗り込んできて、お菓子やテレビのアンテナを売りに来たり、何故かたくさんの人が、包装もしていない同じようなどでかいメレンゲでできた、ものすごく甘そうな白とピンクのケーキっぽいものを持ってた。「今日はお祭りか何かなの?」と、若者に聞くが、理解してもらえなかったのか、はっきりした回答はもらえなかった。食べかけのケーキを持ってるおばちゃんもいて、彼が、「少しもらってあげるから食べてみるか?」と勧めてきたけど、いくらcovid19が下火になったとはいえ、誰かの食べかけを食べる気もないし、見れば味はわかるから、遠慮した。

 

調べたら”espumilla” という名前らしい。みんな、これをこのままバスで持ってる