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1987年、郷ひろみと二谷友里恵さんの結婚披露宴があった。
私が、29歳のときのことだった。
テレビ中継をずっと見ていたわけではなかったけれど、
郷ひろみの新郎の挨拶が始まった。
その時、「じゅんぷうまんぱん」と郷ひろみが言った。
「わあ、こんな大事な時に、言い間違えるなんて


と、どきっとした。
私は、ずっと、「じゅんぷうまんほ」と思っていたのだった。


でも、チェックされているはずだし、こんな時に間違えるのは考えられないし・・・
そこで、辞書で調べてみた。
当然、「じゅんぷうまんぱん」と出ていた。
考えたら、「じゅん」も「ふう」も「まん」も音読みだ。
「ほ」だけ、訓読みになるなんて、考えにくい。

今まで、「じゅんぷうまんほ」と、人前で声に出したことは、あっただろうか



本や新聞で目にすることはあっても、意味は間違っているわけではないから、おかしいと思ったことはなかった。


6月に足の骨にひびが入り、「ギプス」をしてもらっていた。
それまで、私は、「ギブ(bu)ス」と思っていた。
確か、「巨人の星」では、「大リーグボール養成ギブス」と言っていたと思うのだけれど・・・


「ジャンパースカート」は、「ジャンバ(ba)ースカート」と言っていた。


妹は、看護師なので、「ギブ(bu)ス」と思っていた話をすると、
「ベッド」を「ベット」と言ったり、「人間ドック」を「人間ドッグ」と言ったりするのも聞くと言っていた。


「ベッド」てわかっているけど、「ベット」て言うてる気がする。

そうそう、私のブログのタイトル
「人間万事塞翁が馬」は、本当は、
「にんげん」ではなく、「じんかん」と読むのが正しいらしい。
でも、中学で、「にんげん」と習った気がするけど、記憶違いかな

私のパソコンでは、
「じんかんばんじさいおうがうま」
と、打つと
「人感万事塞翁が馬」
と、なる。


わかっているので、
「にんげんばんじ」
と、打つと
「人間万事塞翁が馬」
と、出てくる。
「じんかん」は、「人生」とか「世の中」の意味で、「にんげん」では、意味がおかしくなるようだ。


「世論」は、昔、学校で「せろん」が正しいと習った。
でも、「ニュースステーション」で、久米宏さんが、「よろん」と言うようになったと報道されていたような気がする。
時代によっても、変わるものもあるのかも知れない。
中学1年生のとき、書物のタイトルの読み方が50問ほど書かれたプリント(抜き打ちテスト

「枕草子」や「更科日記」や「十六夜日記」などの古典も出ていた。
「雪国」など簡単な読み方のものも出ていた。


その中で、「細雪」があった。
それだけが、どうしても、わからない。
しかたなく、「こなゆき」と書いた。


友達は、「ささめゆき」は、わかったけれど、いくつかわからないのがあったと言った。
「ささめゆき」なら、聞いたことがあったのに、思いつかなかった


小学校から、おもしろい読み方の言葉に興味があった。
でも、今は、よく使われる言葉さえ、携帯電話で確かめなければ出て来なくなった。
どんどん忘れていき、新たに覚えるのが困難になった。
脳をもっと鍛えないといけないなあ。

