月曜日の夜,一人暮らしの母から電話があった。

「玄関の鍵が締まれへんねん。
 つっかえ棒して寝るから,連絡しとこうと
 思って・・・。」

30年以上前,建て替えた実家の戸。
丈夫なアルミ製にするものとばかり思っていた。
でも,こちらの希望は通らず,
大工さんたちが,こだわって作ってくださった木製の戸に
なった。

とうとう,その戸の鍵が壊れてしまったらしい。

「明日,鍵屋さんに電話して,来てもらお。」
と,言って電話を切った。

ネットで調べると,実家に近いところがあった。
鍵の救急車
9時過ぎに連絡すると,10時に見にきてくるとのこと。

息子のお弁当の残りを詰めて,母のお弁当を作って
大急ぎで,出発

着いたら,10時5分やった~
もう,鍵屋さんは,来てくれてはった

母が開け閉めしやすい鍵は,工事費10,500円と合わせ,
42,000円

多めにと思って50,000円持ってきてよかった~
でも,想像以上に高かった~

丈夫で,扱いやすくなった鍵がついて,やれやれ

そう思ったのに,外から見ると,
30年以上雨風にさらされても,がんばってきた木製の戸に
真新しいごっつい鍵は,不釣り合いで,
なぜか悲しくなってん。 


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