こんにちはういういです!今日は「高卒認定試験」について、進路や難易度、不利に感じる点などを私の体験を交えて解説します。
高卒認定試験とは?
高卒認定試験は、高校を卒業していなくても「高校を卒業した人と同等の学力がある」と国が認めるための試験です。
これに合格すると、大学や専門学校の受験資格が得られたり、就職活動の際に学歴として記載できるようになります。
高卒認定試験は次のような人にとって有効な選択肢です。
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高校を中退した人や不登校で卒業が難しかった人
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高校に通わず、自分の夢や目標に集中したい人
(芸能・スポーツ・起業・専門スキルなど、高校生活に縛られず活動したい場合でも、高卒認定試験を取得することで進学や資格取得の道を確保できます) -
高校に通いながら受ける人
(通信制高校や定時制高校に通いながら高卒認定試験を受験すれば、確実に高校卒業資格を得られる安心感があります。将来的に大学受験や就職にも活かせます)
試験の概要
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実施回数:年に2回(8月と11月頃)
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受験資格:誰でも受験可能。ただし、合格後に「高卒と同等」と認められるのは満16歳以上で、中学校卒業から1年以上経っている人
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受験料:1科目につき1,000円(上限9,000円)
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科目数:最大で8~10科目(以前の学歴によって免除科目あり)
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合格基準:各科目でおおむね40点以上(100点満点中)
一度に全科目合格する必要はなく、合格した科目は次回以降も有効です。
数回に分けて科目を積み上げられるので、自分のペースで準備できます。
どんな進路があるのか
高卒認定試験に合格した人の進路は、とても幅広いです。
「高卒認定試験を持っているから選べない道がある」というよりも、自分の努力や準備次第でいくらでも選択肢を広げられるのが特徴です。
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大学進学:一般入試はもちろん、AO入試や推薦入試など多様な受験方法があり、国公立や私立大学への進学例もあります。
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専門学校進学:美容師・調理師・デザイン・IT・医療・福祉など、自分の興味に直結した分野に進む人が多いです。
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就職:求人の多くは「高卒以上」が条件ですが、高卒認定試験合格者は「高卒と同等」として扱われます。アルバイト経験や資格を積んでおくと、面接でも強みになります。
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資格取得:国家資格や専門資格(看護・福祉・ITなど)にも挑戦可能で、夢に直結するスキルを身につけることができます。
つまり、高卒認定試験を取得したからといって進路が制限されることはほとんどありません。
むしろ「自分で選び直すことができる」という点で、普通に高校を卒業するのとは違った強みになる場合もあります。
不利に感じる点と工夫
履歴書には「最終学歴:高卒認定試験」と書く必要があり、面接ではほぼ必ず「なぜ高校を卒業していないのか?」と聞かれます。
私も実際に「どうして高卒認定試験を選んだの?」と質問されたことがありました。
正直に「高校に通いながら高卒認定試験に合格したので、新しいことや自分の好きなことに挑戦する機会が増えました」と答えると、理解してもらえました。
ここで強く感じたのは、高卒認定試験を取った後の過ごし方がとても大事だということです。
なぜその道を選んだのか、そしてそのためにどんなことをしていたのか――。
これを自分の言葉で話せるようにしておく必要があります。
例えば、資格勉強をした、興味のある分野の活動を続けた、アルバイトで社会経験を積んだ……。
そうした具体的な行動は、面接での差別化や評価につながります。
「ただ高卒認定試験を取っただけ」ではなく、「その後どう行動したか」が未来に影響するのです。
高卒認定試験の難易度と合格率
高卒認定試験は、一般的に「高校で学ぶ基礎的な内容が中心」と言われています。
実際の合格率は40〜50%前後で推移しており、数字だけを見ると不安に思うかもしれません。
ですが、この試験には「受験者の幅が広い」という特徴があります。
十分に準備して受験する人もいれば、ほとんど勉強せずに挑戦する人も含まれるため、合格率だけで難易度を判断するのは正確ではありません。
私自身が実際に受けてみた感覚としては、内容そのものは高校1年生程度の基礎レベルで十分対応できる印象でした。
特に数学や英語は中学校の内容をしっかり復習しておくことが重要で、高校1年レベルに達していれば問題なく解けます。
つまり、基礎を押さえて、ちゃんと勉強すれば合格は難しくない試験です。
さらに全科目を一度に合格する必要はなく、数回に分けて合格科目を積み上げられるので、精神的なハードルも低めです。
まとめ
高卒認定試験は「普通の高校卒業」とは少し違う道ですが、進学や就職に必要な資格を得られる大切なステップです。
確かに不利に感じる点もありますが、それをどう説明するか、そしてその後をどう過ごすかで評価は大きく変わります。
私自身の経験からも、高卒認定試験を取ったことで新しい進路の可能性が広がったと実感しています。
不登校や中退を経験して「もう終わりだ」と感じている人も、夢を優先して高校に通えなかった人も、高卒認定試験は確実に道を開く選択肢になります。
未来はひとつではありません。努力次第で道は広がります。
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