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M3R-NAGANOのブログ

東北支援チーム「M3R-NAGANO」のブログです。

東日本大震災を受け、私たちは宮城県、福島県を中心に支援活動を行ってまいりました。
行動基本理念は「支援者、被災者の心をつなぐ」です。

支援してくださる皆様の物資やお気持ちを様々な形で現地にお届けいたします。

M3R-NAGANO

千曲運輸株式会社(代表)中嶋剛登
合資会社万両農園 タケハラフランシスコ



$All for one &One for allのブログ

私たちが最も多く支援を行ってきた南三陸町(MInami 3 Riku Chou)の頭文字と長野県を結ぶチームをイメージして名付けました。


M3R-NAGANOは、松本市の合資会社万両農園代表取締役武原シルバフランシスコと、小諸市の千曲運輸株式会社代表取締役中嶋剛登を中心として、東日本大震災で被災された地域へ物資ををお届けするボランテイアチームです。
もともとチーム名もないまま活動を行ってきましたが、諸事情で12月にチーム名決めました。

結成までの経緯

結成されたのは23年4月です。
震災当時、多くの物資は全国から震災地の行政機関に届きました。しかしながらほとんどは末端の避難所には届くことはありませんでした。原因は行政機関の機能が麻痺していた状態に加え、配布に必要な輸送のインフラが確保できていなかったためです。

武原は、震災直後、ブラジル大使館の依頼で宮城県本吉郡南三陸町へ自転車200台と消毒用のアルコール2,000本をお届けするためのお手伝いに行きました。
まずは予定されたベイサイドアリーナへ自転車130台を下ろし次に志津川高校に70台を持っていくことになりましたのでそこでもお手伝いに行きました。

ここで、今後の支援のキーマンとなる志津川高校避難所でリーダーをしていた内田卓磨さんと知り合うことになりました。

当時は現地の悲惨な状態はもとより、物資が末端まで届いていないことを痛感しました。

最初の支援後、「一度だけの支援では全く物資が届かない、もっと物資を渡さなければ」その思いで、次の物資確保の行動を起こしました。

震災の二次災害から避難するため長野県で働いていた多くのブラジル人が帰国したのですが、その際に生活用品や家電製品はほとんど残していきました。武原はこの残された物資を集めます。

努力の甲斐あって物資は多く集まりました。しかし運送手段は2トン車のみの状況で輸送の大きな障壁となっていました。

一方小諸市では、千曲運輸株式会社が3月14日から佐久市を始め県内の行政機関の依頼で連日物資を運んでいましたが、ここでも物資が末端まで届いてないことを知りました。

中嶋は物資を末端まで届けるためにインターネットの支援サイトとの連携を試します。

そこで支援サイト「ふんばろう東日本」の代表西條剛央氏と知り合うことなり、集めた物資と車両の連携体制が出来ました。


輸送手段で困っていた武原は内田さんに物資は確保できたが、車両で困っていることを話します。それを聞いた内田さんは現地の情報を提供していた西條代表にこの話をしたところ、西條代表は千曲運輸の中嶋に連絡を取り、長野県で物資を集めているが車両がなくて困っている人がいると武原を紹介しました。

ここで初めて武原と中嶋がつながることになり、M3R-NAGANOの最初の活動を行うこととなり今日まで続いております。



活動実績

【実地日と支援した場所】                 

4/29 <宮城県>                    

5/29 本吉郡南三陸町志津川高校避難所    

6/25 登米市南方臨時仮設住宅                                      

7/3 石巻渡波1区、2区           
7/31 東松島市               

8/27 大崎氏特別養護老人ホーム「敬風園」  
 
10/29 <福島県>             

12/24 相馬市柚木臨時仮設住宅        

12/24 相馬市北飯渕グランド仮設住宅  

【お届けした物資】

冷蔵庫、洗濯機、テレビ、扇風機等家電

肉(豚、鶏、牛)野菜、お菓子、スイカ

衣類、靴下、布団、

生活雑貨、自転車、エレクトーン

介護用ベッド、車椅子

唄【民謡歌手の木谷有里さんのミニコンサート】   
                   


M3R-NAGANO(Minami 3-Riku - Nagano)は昨年1年で物的支援を中心に支援活動を行ってきましたが
この状況を鑑み、今後は被災地の皆さんのメンタル支援を主たる活動に切り替えていくことにしました。
特に震災と原発の被害の両方を受けている相馬市の皆さんに注力してこうと考えています。

相馬市の近況についてはM3R-NAGANOのメンバーで現在仙台市から毎週相馬市に物資をお届けしている
Hiro IizukaさんのFacebook ページ
または
福島の仮設住宅支援日記(ズッキーニヒロ) のページを
をご覧下さい。


ここから相馬応援ツアースタートしました。

相馬応援ツアー第1回目


コンセプト:相馬市で震災以来仮設村から出ていない方を信州小諸の地に招き、
温泉に入っていただきながら日頃の疲れを癒し、復興への力をつけてもらう。

・日時 平成24年4月23日(月)~24日(火)
・場所 長野県小諸市 菱野温泉「常盤館」

相馬応援ツアー第2回目

・日程 6月16日(土),17日(日)
・場所 長野県佐久市:望月少年自然の家
    小諸市:ハローアニマル他
・目的 相馬の子供達を中心に信州に招き、思いっきり外で遊んでもらう。
    避難生活の疲れを温泉や動物とのふれあいで癒やしてもらう。

相馬応援ツアー第3回目

コンセプト:
 相馬市で震災以来仮設村から出ていない方を信州小諸の地に招き、温泉に入っていただきながら日頃の疲れを癒し、復興への力をつけてもらう。

・日時 平成24年8月26日(日)~27日(月)
・場所 長野県小諸市 菱野温泉「常盤館」

・ツアー内容

○小諸市内の観光
 ○マレットゴルフ大会、ノルディックウォーキング
○被災地の現況を知るための情報交換


相馬応援ツアー第4回目

・軽井沢中部小学校運動会参加で楽しんでいただきました。



M3R-NAGANOのコンセプト

活動に際して私達は大切にしていることがあります。

それは、「現地の声」と「お届けする」という気持ちです。

常に現地の声を聞きながらその時に一番必要としている物資を集めてきました。

その交流で現地の方との絆が深まり、支援活動の継続につながって着ました。

私どもは「皆さんの善意の物資をお届けする」を基本精神と行動をしています。

物資を提供してくださる皆さんの協力なしに支援は出来ません。

私達は物資とともに提供してくださる皆さんの気持ちをお届けしたいと思っています。

M3R-NAGANOは常に後方支援のポジションで活動を行います。

宜しくお願いいたします。