カニ三昧 | 無い物ねだりの身の程知らず

無い物ねだりの身の程知らず

人が見れば決して不幸でも恵まれていない訳でもないのに、ありのままの自分を受け入れられていない私がいます。
子供の頃からずっとコンプレックスと生き辛さを抱えていた私の半生と現状を綴り、これからの自分の人生を前向きに生きられるヒントを得られたらと思っています。

ホテルに戻ると、待ちに待ったカニ料理のフルコースが待っていました。


城崎温泉の宿で出されるカニは、タグ付きの津居山カニで、私達のホテルでは、1人当たり2杯半食べられるとの事でした。


フルコースは、カニの刺身から始まりました。


カニの刺身なんて、生まれて初めて食べましたが、身はネットリしていて、とても甘かったです。


それから、焼きカニ、蒸しカニ、カニの天ぷら、カニの茶碗蒸し、カニすき、カニ雑炊が出て来ました。


カニ2杯半なんて、1人で全部食べられるのかと心配していましたが「甘い!美味しい‼️」と食べている内に、全部食べきれました。


私が住んでいる街には、かに道楽というカニ料理専門店がありますが、このクオリティのカニを1人2杯半食べるとなると、かなりの高額を支払わないと食べられないのではないかと思いました。


なので「やっぱり冬の本場で食べるカニは違うなぁ…」と、津居山カニの美味しさに感動していました。


そして、夕食が終わり、私は部屋の露天風呂に入りました。


私達の部屋の露天風呂は石造りのお風呂だったので、真冬に入るには石が冷たくて、温泉に浸かるまでは寒かったです。


だけど、温泉に浸かってしまうと、頭寒足熱で身体が温まってきました。


少し温まってきてから、外の景色を見ましたが、夜の川は真っ黒で、よく見えませんでした。


なので、朝起きて、もう一度、露天風呂に入って、今度はゆっくりと外の景色を眺めました。


露天風呂の前には広い川が流れていて、対岸の奥には小高い山が見えて「やっぱり露天風呂は良いなぁ…」と、しみじみ思いながら朝風呂を満喫しました。


たった1泊の旅行でしたが、私達夫婦にとっては、とても贅沢でリッチな気分を味わえた旅でした。


私もアラフィフになり、1年に1度か2度、夫と二人で、こんな旅が出来る様になった事を、とても嬉しく思っていました…