社風 | 無い物ねだりの身の程知らず

無い物ねだりの身の程知らず

人が見れば決して不幸でも恵まれていない訳でもないのに、ありのままの自分を受け入れられていない私がいます。
子供の頃からずっとコンプレックスと生き辛さを抱えていた私の半生と現状を綴り、これからの自分の人生を前向きに生きられるヒントを得られたらと思っています。

もう1人の私の中学校の同級生のFさんは、私の所属する課とは違う課にいましたが、私は出荷ラベルを印刷する時に、Fさんの課の近くに置いてあるラベルプリンターを使います。


私が仕事を始めて間も無くの頃、ラベルプリンターを使って印刷している時に、Fさんや他の課の人達と話す様になり、私とFさんが同じ中学校の同級生だと判りました。


それから、私達はLINEの連絡先を交換したのですが、私とFさんも中学校の時に全く接点が無かったし、今の職場でも違う課なので、LINEでトークする事もあまりありませんでした。


だけど、ラベルプリンターに不具合が起きた時とかには、Fさんに対処の仕方を教えてもらったり、少しの世間話はしていたので、私は意を決して、FさんにU君とOさんの事を訊いてみようと思いました。


だけど、事務所内にはOさんがいるので、この場で訊く訳にはいきませんでした。


「私、Fさんに、教えてもらいたい事あるんやけど…」


「何?」


「ちょっと、ここでは言いにくいから、今日仕事が終わってからLINEして良い?」


「え⁉️何やろ?」


「めっちゃ気になる!」


「じゃあ、帰ったらLINEするね!」


「わかった。」


その日の仕事を終えて家に帰ってから、私はFさんにLINEしました。


【前から気になっててんけど、U君とOさんって、どういう関係なん?】


【もしかしたら、その事を訊きたいんかなって思ってた。】


【あの二人、付き合ってるよ。】


【付き合ってるだけ?】


【付き合って、もうだいぶ長いけど、付き合ってるだけやと思う。】


【そうなんやー。ずっと誰にも訊けへんでモヤモヤしてたから、訊いてスッキリしたわ!】


という事は、私の派遣先の物流倉庫では、社内恋愛をしていても、仕事の支障になるという考えは無いんだなと思いました。


それに、社内恋愛の末、結婚して同じ職場で仕事をしている夫婦がいる事も判り、そういう社風だから、私も同じ物流倉庫内で夫が働いていても採用してもらえたんだなと思いました…