方向音痴 | 無い物ねだりの身の程知らず

無い物ねだりの身の程知らず

人が見れば決して不幸でも恵まれていない訳でもないのに、ありのままの自分を受け入れられていない私がいます。
子供の頃からずっとコンプレックスと生き辛さを抱えていた私の半生と現状を綴り、これからの自分の人生を前向きに生きられるヒントを得られたらと思っています。

私達が交代ばんこで、自分がイチオシする店でランチをする様になってから、Kが紹介してくれた店を地図検索すれば、私は毎回、迷わずに行く事が出来ました。


でも、Kは方向音痴なので、私とランチに行く前に、旦那さんに車を運転してもらって予行演習をしないと、私が紹介した店に、迷わずに行く自信が無かった様です。


だから、私が前以て「道解ってる?ちゃんと来れる?」と聞くのですが「大丈夫!行ける!」と言いながら、やっぱり道に迷って、約束の時間に来れずに、私にSOSの電話を掛けてくるのです。


「道が解ってないんやったら、最初から素直に『解らん。』って、言うといてくれたら良いのに…」


と、Kの出来もせんのに「出来る!」と言う所に、私は少しイラつく様になっていました。


それに加えて、Kが「交代ばんこで、ランチをする店を決めよう!」と言い出したのにも関わらず、3巡目のKの番の時には、もうKは、ランチの店を探すのを、億劫がる様になっていました。


「日本酒を飲む会では、毎回行きたい店を探して行ってるくせに、私と行くランチの店は、探そうとしてくれへんねや…」


「やっぱりKにとって、私とのランチの時間は、日本酒を飲む会の時間よりも、重要視されてないんやな…」


そして、Kは【今度のランチは、けいが前に連れて行ってくれた店にして欲しい。】と、言ってきました。


【あの店は15時でクローズするし、お客さんが多かったら、クローズ前でも退店を促される事もあるで?】


【私は別に、そうなっても構わんよ。】


【え⁉️Kとランチするの半年振りやし、私、Kに話したい事、一杯あるんやけど…】


【…】


【そしたらランチの後、どっか、お茶出来るとこ探そか?】


【私さー、今回は早よ帰って、買い物とか用事したいから、ランチだけで帰るでも良い?】


【え⁉️】


「今までの私達のランチは、5~6時間食っちゃべっていて、お互いに帰らないとマズイ時間になっても、まだ話し足りない位やったのに…」


それくらい私達は、この二人で過ごす時間を、お互いに大切な時間と位置付けていると思っていました。


でも、この時に私は、Kに(けいとランチをしながら食っちゃべる時間に、もう私は、あまり価値を感じていない。)と、言われた様に感じました。


なので…


【私は、Kと会った時は、ゆっくり話したいから、今回のランチは見合わせよう。今度また、Kの時間がある時にランチしよう!】


と、私からランチを先送りしてもらう様に申し出ました…


★★★★★★★★★★★★★★


 夏でも安心して食べられます。