そんな私だから〝アタマ”というか〝ココロ”のヤマイを患っていたのか、ソウイウところへ通うようになっていた時、先生に

「君、ぬいぐるみを側に置いて、寝てみたら?」

とアドバイスされた。

先生はその後〝ハッハッハッ”と意味深な笑いをされたが、私は言葉通り、そのまんま受け止めてしまい、帰り際、近くにあったショッピングモールに寄って〝気に入った”ぬいぐるみを買うことにした。店員さんは私の顔をジロジロと見ていたような気がするが、まあ被害妄想というやつだろう。思い込み、思い込み。