昨日は、祖母に会いに行きたいという衝動にかられ会いに。
この秋で91歳になる祖母は、
長期の入院経験もなく、長い時間を
田舎の家で過ごしてきました。
入院からグループホームへと環境が変わり、
もう家には戻れないんじゃないか。
見慣れた景色にも会えないんじゃないか。と
思ってしまっているよう。
筋力がかなり落ち、同居する家族が仕事に出ている間は一人。
夏場に誤って暖房をつけていたり、
転倒していたことも過去に。
自由が利かなくなった身体と
自由を求める気持ちの狭間で葛藤する祖母。
「今家に帰っても一人でできないことがわかって、また自分を責めるかもしれないよ。」
「戻れるようにするためにはどうしたらいいと思う?」
「しっかりご飯を食べて体力をつける!」
ほんの少しの時間でも、気持ちが前に向かうと言葉が変わり、
「家に戻ってできないことが見えたら、
気にかけてくださること、ご飯が出てくることもありがたかったなってここに戻りたくなると思うよ。」
そう伝えると、
一人で過ごす時間が長かった祖母は
今が窮屈で、ストレスとなってきているようで不満、家に帰りたいということばかりが出てきていたのが、
今ここにいるありがたさを知ったら、
あまりご飯も喉を通らないと話していたはずが、「朝起きてからのご飯はとってもおいしくて」と
そして、
「まず半日。できたら一日と、
月に一度帰る日をつくってみたら?」と提案。
楽しみができると、表情が変わりました。
帰りに車椅子へ乗せようとすると、
一回では乗せられず
「おばあちゃん、
これも一人ではできないことだね。」と
気持ちを受け取りつつも現実を教えると、
「もう一回力を貸して。頑張るぞ!」と
いう意気込みは、家に帰るんだ!という強い思いがヒシヒシと。
病気などなくても、
突然環境が変わればストレスになりやすいもの。
介護と仕事の両立を抱える人は増えていく中、介護者も家族も負担になりかねない。
どうしても変えられない生活の中でも
言葉のかけ方ひとつで楽になることが
見つかるかもしれません。
*言葉のかけ方ひとつで気持ちが前に向く
*気持ちが前へ向くと表情、言葉、思考が
変わる
*愛情をもって現実を教える根気をもつ
*今あるありがたさを教える
キモチ上向くコーチング💎