先日、妹の父親が亡くなり葬儀に行ってきました。



愚弟と私は二人きょうだいですし

妹ちゃんもすごく仲良くさせてもらってますし

闘病中もよく電話で話しておりました。




愚弟の結婚式しかお会いしてませんが

父親を小学生の時に亡くした彼に

父親ができたことが

姉としてすごく感謝しておりました



なので



母の付添いも兼ねて

葬儀のみ参列することにしたのですが・・・



1時からの葬儀に間に合うように家を出るのは

朝8時

まじっ?

新幹線に乗り継ぐ経路をいろいろ変えても

15分程度しか変わりません



片道4時間半!!



当日は遅くなるかもしれないので

夕飯の準備も全て終え

近くのバス停まで母を歩かせ

いざ出発!



JR駅に着いたまでは順調でした。



『私、新幹線は緑の窓口でしか切符買ったことがない。』



ええええええっ!(;・∀・)



仕方なしに一人待ちだったので並んだのですが

一向に終わらない前の人



かなり田舎の駅なので買えるか心配でしたが

ええいっ!と母を引っ張り

自販で買ってやるから来なさいと連れて行き

ようやく在来線に乗れました



しかしかなりの時間ロス



某駅で違う線に乗ると

10分以上カットできるからそうしようか?

と誘ったのですが

でもすぐ来るかわからないからと言われると

70歳を無理させるのもという気持ちもあり

東京駅までそのまま各駅停車で行きました




愚弟が調べた新幹線は

丁度東京駅に着いた時間に

出発していました・・・



『でも10分遅れだし大丈夫よ。』



という母に

どれどれと携帯で名古屋からの乗り継ぎ電車の時刻を見ると

指定された電車に乗るには



名古屋3分乗り換え (;・∀・)



絶対に無理!!

17番ホームから7番ホーム




それでも70歳の母




女の意地で喪服の姿で走りました(笑)




丁度7番ホームの階段に来たとき

プシューッ!とドアが閉まる音が聞こえました



ええ、ここで遅刻決定です・・・



乗れないことは新幹線で覚悟して

次の電車まで調べておいたからいいのですが



それよりも母が名古屋で終点になってしまうのではないかと

そっちのほうが心配でした (;・∀・)



次の快速まで30分弱

やっとの思いで乗りこみ

愚弟にラインで



[すまぬ、電車に乗り遅れた]



と知らせると



{遅刻だよ?}



と返信がきたのを母に見せると



『だからどーしたのよっ!』



逆ギレ (;・∀・)



いやいやいや、そこは違うでしょ。

とりあえず1時に始まる時刻に

駅に到着するから

お焼香には間に合うから大丈夫だよと

両者をなだめる始末



駅からはタクシーで数分

はのつっきは靴を履き替え

ようやく5時間かけて到着しました



会場に入ると

50人以上の参列者の後姿

その一番前に

斜めに参列者に向かう形で座る親族の端で

愚弟がじーっとこっちを見て

顎でこっちへ来いと・・・(;・∀・)




いやいやいやいや。無理。



遅刻してその席に行くのは

目立つ、かなりみっともないですから。



一番後ろの席で

ひっそりと座る決断。



いろいろ葬儀に参加しましたが

トップを行く長さの読経が終わり

ようやくお焼香



お疲れ様でした。ありがとうございました。



お別れをしてきました。



葬儀終了。

荼毘にしてからの葬儀だったので

そこで解散です



献花が外に運び出され

参列者がみるみる抜き取って持ち帰ってます



出た、中部地方の葬式だ!!



はのつっきは岐阜で学生時代

これを始めて見たとき

すごいカルチャーショックを受けましたからね。



持ち帰りますか?と聞かれたのですが

新幹線ですので。とお断りしたころ

妹ちゃんの兄弟家族が気が付いてやってきました



こちらも結婚式以来で

焼香の時、あれ?どっかでお見かけした顔と

思ってらしたようですが

愚弟とそっくりなので

二人並んでる姿を見て思い出されたようです(笑)




愚弟には親族席用意してあったのに!と文句を言われました。

遅れてきたのにそんな勇気はありませんから。



妹きょうだいが去った後

タクシー待ちをしている私たちの所へ

そーっと愚弟が寄ってきて



『見て』



と喪服の上着をひっくり返すと

亡くなったじーちゃんの喪服(笑)

オーダーメイドだったから名前入りw

3人で大爆笑!

祖父が亡くなったとき、大学生だった彼は

それからずっと使っていたようです。



じーちゃん、孫が大事に使ってるよ。



いろいろな思いのめぐる葬儀でした。



ちなみに

あんなにいた参列者で

電車で来たのは私たちだけだったことに

驚いたのでした。