2005年9月25日(日)
風呂から上がると、夫の姿がありませんでした。
私の仕事のバックを見ると、あさったあとが。
うーっかりPHSを持って帰ってきていたのを忘れていました。
パスワードもかけていなかった
メールの内容は、主に離婚相談。相手は主に男子くん。男子くんのお母様が、裁判離婚したばっかりだったので、いろいろアドバイスしてもらってました(男子くん、自称ママコン)。
夫、帰ってきました。
夫:「なんなんだ、あいつは」
どうやら男子くんに電話をかけたようです。夫はソファーに座り、暫く呆然としていましたが、
夫:「夫、俺より頭の回転が速そう…」
なにやら男子くんに、言いくるめられたようです。
夫:「なんで俺がんなこと言われなきゃなんねーんだよ」
ブツブツ言ってます。
夫:「あー、思い出したら腹立ってきた」
なにやら思いかえしてます。
私:「誰と話したわけ?」
夫:「なんとかってヤツの発着信が多かったからかけてみた。そいつ、お前のこと好きなんじゃないの?」
どんな会話をしたんだ
私:「さぁ? その人は彼女と同棲してるらしいけど」
あまり覚えてないけど、こんな会話をしたそうです。
夫:「あの~、なつるの夫なんですが、お出になってる方は誰ですか?」
男子:「…はぁ、職場の同僚ですが…」(男子くんはとうとうきたか、と思ったらしいです)
夫:「この携帯、なつるがもってる携帯、なんなんですか?」
男子:「さあ?いつも使ってる携帯じゃないんスか~?」
夫:「なつるとは、どういう関係ですか?」
男子:「ダダの同僚ですが…あ、そうですね、よく相談をされます。家事も育児も仕事も頑張っているのに、旦那さんは何にもしてくれないって!俺は彼女いますが、家事は分担してやってますから、なつるさんは苦労されてるんだなっていっつも思ってますよ!!
そうそう、俺の母親がこないだ離婚しましてね、それはもう、大変でした。母親ってすごいですよね~…」
動揺してる夫は、冷静な男子くんにいいくるめられて大人しく電話をきったそうです。
夫はそのまま私の携帯を取り上げ、メールを見返しては、腹を立てていました。
2005年9月26日(月)
出社。
私を見かけた男子くん、さっそく話しかけてきました。
男子:「おはよう!PHSみつかっちゃったでしょ。昨日、旦那さんから電話がきたよ」
私:「らしいねぇ~。びっくりしたでしょ。ごめんね」
男子:「怒られなかった?」
私:「なんか呆然としてたよ」
男子:「俺だったら怒るけどね~。彼女が内緒で別に携帯もってたら、かなりショックかも。旦那さん、はじめはすごい剣幕でまくし立ててたの。浮気相手だとでも思ったんじゃないの?でも話してるうちに、だんだんテンションが下がってきて、『離婚したいって言われてるんですよ。どうしたらいいですかね』って相談されちゃったよ。知るかっての!」
私:「ほんとに…?それは笑えるかも」
さて、笑って済ましていたものの、夫からこんなメールが来ました。
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件名:あたってるけど。
本文:
O型は浮気の中身の濃さが全血液型の中で一番である。
ひとつのことに夢中になると周りが見えなくなってくる傾向があり、浮気相手にベッタリという濃厚な浮気をする。人情家で世話好きのため、浮気相手をこよなく大切にし、行動力もナンバーワン。浮気のフィールドは部屋の中にとどまらず、横浜のベイホテルや芝浦のシティホテルなど、ムード満点の場所を選ぶ。
異性で苦労している割に学習能力がなく、ひとつのタイプにいつも目を奪われる。男性なら、派手で快活な女性に。女性ならハンサムボーイやステイタスの高い男性といった具合。それらの異性から積極的にでられたら拒むすべをしらない。
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夫からのコメントは件名のみです。どっかのサイトから引用したのか、夫が自作したのか。
> ひとつのことに夢中になると周りが見えなくなってくる傾向があり
> 人情家で世話好きのため
ここら辺はどんな占いにも書いてありますが、
> 横浜のベイホテルや芝浦のシティホテルなど、ムード満点の場所を選ぶ。
具体的シティホテルなんて泊まったことないです。
> 異性で苦労している割に学習能力がなく
これは当たってるかも。お前のことだよ。
> 女性ならハンサムボーイやステイタスの高い男性
誰のことだよ誰の。
突っ込みどころ満載のメールです。ちょっとは落ち込んでるかと思ったら、これです
以前、
『俺は自分で思ったとおりに行動している。なのにお前は本にに頼ったり、他人の意見に流されていたりして…』
と散々言われてきたけど、他人の意見を鵜呑みにしてるのはどっちだよ。
2005年9月27日(火)
実家の母親に、一連の出来事を話したら、心配になって実家からやってきました。
母:「包丁なんて尋常じゃないわねぇ。でも離婚なんてまだ早いんじゃないの?子供たちもまだ小さいし。あなたの我慢も足りないんじゃないの?私なんか、あの短気なお父さんと、何度別れようと思ったことか…でもなんとかうまくやってこれたわよ」
うーん。
確かに、母の世代からしたら、私は我慢が足りないかもしれませんがね…。
夜になり、母が帰宅しようとしたところに夫が帰ってきました。
母:「あら、こんばんは。元気してた?ちょうど帰るところなのよ」
夫:「そうですか。じゃあ、駅まで送っていきます」
母びっくり。
母はよく遊びにきますが、夫は一度も駅まで送ったことがありません。
あー、きっと離婚がどうのとか、浮気がどうのとかいうんだろうな~。
母:「いいわよ。疲れてるでしょ。バスもちょうどくるから」
キッパリ断る母。
夫:「いや、送って行きます」
私:「いいっていってるじゃん。大丈夫だよ」
わざとらしくいってみた。
夫:「俺が何か言うとでも思ってんのか?」
どうせ、言いたくてしょうがないんでしょ。
私:「余計なこと言わないでくれる?」
夫:「なにも言わないよ」
そう言って夫は半ば強引に、母を駅まで送っていきました。
夫、帰ってきていつもどおり食事をし、ソファーでごろごろテレビ鑑賞してます。
実家に到着した母、さっそく電話してきました。夫に悟られないよう、別室に。
母:「今着いたわよー」
私:「そう、よかった。今日はありがと」
母:「それにしても、びっくりよ~。今まで、送ってくれたことなかったもんね!」
私:「なんで送りたかったのか想像つくけど」
母:「あ、今話してて大丈夫?
あの後ね、駅についてね、『じゃ、夫さんありがとう』っていって降りようとしたら、『お母さん、ちょっとお話があります…』、なんて言ってね、なんでもね、なつるさんが浮気してるらしいっていうの」
やはり。
私:「やっぱり?」
母:「まぁ、私はしてないと思ってるけど、っていうかそんな暇ないでしょ」
私:「してないけど、仮にしてたとしても、お母さんに話すのもどうかと…」
母:「そうよねぇ。普通、恥ずかしくって言えないわよねぇ。自分の面子ってもんがないのかしら…。私になんとかして欲しいってことかしら…。それでね…」
その後の会話は覚えていないけど、夫は私が言ってもいないようなことを言ったらしい。
電話を切り家事をしていると、夫は珍しくテレビを消し、PCとPHSでなにかしている。
私の最近の行動と、PHSのメールの内容をエクセルに転記しているようだった。