中学校給食in大阪 | (。-∀-)化♪

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またまた久しぶりの更新になってしまいました。

さて、数日前に新聞にも出てたので、大阪の中学校給食について、少々。
ほとんど話題になるのは「大阪市」なのですが、今回も姪っ子の中学の給食の話でこちらは大阪市ではなくその周辺市。

姪の通う中学もつい最近までは給食がなかったのですけど、大阪市の給食導入に続いて、維新に尻尾を振る
当時の市長が導入を決定、大阪市と同様の方式となりました。弁当配達→学校で冷蔵保存という方式。
という背景なので大阪市の問題とさして変わらない状況だと思います。

姪が中学に入学したのは導入2年目、1年目の問題点を改善したとか。
一応説明しておくと姪の家は両親共働きなので長期休暇や親の居ない土曜日などに以前からうちに来てご飯を食べるわけです。小学生からの習慣なので当たり前のようにうちに来てご飯を食べる、ごく普通に。
のはずがある日「あ~~やっぱりあったかいご飯は美味しい♪」とえらく感慨深げ・・・ 
なにを年寄じみたことを言ってるんだと聞いてみると
「給食がまずくてほとんど食べてないから、お昼に美味しいご飯はありがたいw」
おお~感謝しろよ?と言いつつ、そういえば大阪の給食をみんな残すとかってテレビでみたけどあんたのとこもみんな残すわけ?
と聞くと、とにかく冷たいマズいで食べられたものじゃないとか。
テレビでのコメントも大半そうだったように私も
「マズいのはともかく冷たいって言ってもお母さんのお弁当だってあったかくないやろ?残したらあかんで~」と言ってみたらこれがよくなかったww
「違うねん!みんなそう言うねん!でも違うねん!冷めた弁当やったら食べるわっ! そんなんちゃう、冷たいねんっ!」 
涙目だしwいや泣いてるし。 大人はみんなそう言うんだ的な言い方で笑ってしまいそうになりながらも、どうも様子が変だ。
というのもこの子はそもそも人一倍どころか2倍も3倍も食い意地がはってる。食べるのが何よりも好きで残すのはありえない。嫌いなものも文句言わず食べる、それが残すということがどういうことか? 食えた代物ではないということに気づくべきだった。と思い当たった。大阪市の話を聞いたのもあり、少し興味が湧いてきたので九ワッしい話を聞いてみた。

その結果わかったのは、数日前の新聞には多少書いてはあるが、ネットや最近でもこの話題を取り上げたテレビでも誤解があるようです。つまり大多数のこの話を聞いた人は私も含めてあったかくないとか、マズイとか贅沢なことを・・・という想いがあるのです。ところが姪が言ったように「冷めた弁当」少々マズかろうがみんな食べる。問題は「冷めた」状態ではなく「冷えた」状態だということ。それでも大半の外部の人には伝わらない。
どうやらその冷え方が尋常ではないみたいなのです。
なんとか聞き出して説明させてみてわかったのは、ほぼ「凍る寸前」の状態まで冷えてる。ものによっては凍ってるんだそうだ。さらに冷やす前提で作られてない。姪の中学に届けられるのはおそらく会社や事業所向けによくある格安の昼食弁当に使われる仕出し屋の弁当箱に入れられて届けられている。これがどういうことかというと、仕切りがあまりない。つまり煮物の入ったスペースに一緒に揚げ物を入れてあったりするみたいで、まあそれでも出来立てで届けられてすぐなら食べられなくもないのだろうが、その状態で凍る寸前まで冷やされる。

そうなるとどうなるか。野菜の煮物を汁をたっぷり吸った挙句にほぼ凍ってしまった、食べるとシャリシャリとシャーベット状になったコロッケとかが出来上がるそうだ・・・・・・ 気持ち悪いwwwww そこまでひどくなくても冷やされる前提ではないメニューなので凍る寸前まで冷やされた肉じゃがとか・・ 大量の冷えて白くなった油の塊を一緒に食べるので凄く気持ち悪いらしい。
こういう話を聞いてようやく贅沢でもなんでもなくとてもじゃないが食べられないのだということがわかった。
そもそもうちの姪に限らず中学校男子の大半が残すのが変なのだ。あの年頃なら食べられればなんでもいいってくらいにお腹が多数いても不思議ではないのに。

ちなみにメニュー表をもってきてもらったのでその一部を。「ハンバーグケチャップソース、マカロニ炒め、白菜と平天の煮びたし」「野菜コロッケ、フレンチサラダ、サンド豆としめじのソテー、切り干し大根の炒め煮」「肉じゃが、ブロッコリーとベーコンのガーリックソテー、ちくわの磯部揚げ」この辺がおかずメニュー。これだけ見てると美味しそうでいいじゃん。となるが全部に「凍る寸前までよーく冷やした」と枕詞がつけてみると・・・気持ち悪いwwそれはいらないw ちなみにご飯とか味噌汁は温かいらしい。でもマズイようだ。そんな状態なので当然ながら彼ら彼女ら多くの生徒たちは親に訴えたらしい。だけど、中学生の語彙力、プレゼン能力ではどの保護者さんたちにも通じなかったようで、
ほぼ冒頭の私のようなことを言われたようだ。それが「みんなそういうねん」になったようだ。まさに「大人はなんにもわかっちゃくれない」状態だ。可哀想に。

でもまあ保護者の立場だと温かくなくても、まさかそこまでキンキンに冷やしてあるとは思いつかない。汁気のあるものの上に揚げ物をのせて、さらに運搬中にしっかりシェイクしたあげくに凍る寸前まで冷やしてあるとは思わない。「文句言ってないで喰え」となるのもわかる気がする。想像できないから、。

そもそも、っていうか学校関係者はどうしてこれでいいとか思えるのか不思議だ。小学校給食をキムチだらけにした地区だけにまったく感覚が違うのか?

ところで大阪市ではすでにこの問題を把握して弁当方式はやめて近隣の小学校で調理して届ける方式に変えるようだ。この辺のフットワークの軽さが維新が一定の支持を得られる理由なのでしょう。
だけど姪の中学ではまだ改善の話は出てないようなので、ここに限らず大阪周辺で同様の給食方式の学校の保護者の方は万が一にもここを見たなら少し真剣に子供さんの話を聞いてあげたほうがよさそうですよ。