都希です。
こないだ押し入れの整理をしていたとき、
まだ引きこもりではあったけど、習い事を少しやってみたりもしていた
2002年(当時23歳)の手帳に、
武者小路実篤の『本当の人間』という詩が書き写してあるのに気づきました。
本人、まったく覚えがないんですが(笑)
いいと思ったから書き写したんでしょうね
( ̄∇ ̄*)ゞたびん。
そして久しぶりに(覚えてないけど
武者小路実篤が生きていた、明治~昭和。
自分を犠牲にして相手に尽くすのが良いとされていた時代に、
『こんな考え方を持った人がいたなんて!!Σ(゚Д゚ υ)』
とすごく衝撃を受けました。
そしてその詩から伝わってくる
怒りにも似た激しい感情に、
しがらみや
自分を縛りつけているものに
抗いながらもそれと向き合い
強く生きようとする人の思いを感じました。
一部抜粋します。
本当の人間は
自分だけが人間だとは思っていない
すべての人が尊い人間である事を知っている
ただ病的なあわれな人間だけが
人間を愛することを禁じられているのだ
そぅそぅ、病んでた。
確かにワタシ病んでたわ・・
(; ̄ー ̄A
私も「自分を愛する」
という感覚がわかるまで、
夫のことを愛しているのかどうか
わからなくて
ただただ戸惑っていた時期がありました。
そして、その頃はまだ
自分を犠牲にしてまで
人のために尽くさなければいけないと
思い込んでいましたね・・。
自分を大切にできない人は
本当の意味で
他の人を大切にすることはできません。
自分を愛することができないと
他人を愛する
という感覚も理解することが難しいのです。
自分を愛するとは、
どんな自分の失敗も
間違いをも許し、
いい感情も
悪い感情も
ありのままに受け入れられるようになって初めて
感じることのできるものなのです。
だから自分を許したり
受け入れられなかったら
人のことも許したり
受け入れることはできないのです。
それでは誰と一緒にいたって、
孤独でいるのと同じになってしまいます。
自分を愛せるようになってくれば、
人の批判を聞くのも見るのも
本当にイヤになってきます。
それは、どんな人も
自分と同じように
失敗や間違いをおかす存在だということがわかってくるからです。
そしていずれは人の批判をする人さえも、
自分と同じ
尊い存在だということがわかるようになってくるんです。
私が『本当の人間』という詩を手帳に書き写した当時、
この詩に書かれている意味を理解していたかというと、
ほとんど理解してなかったでしょうね^^;
でも理解できなかったとしても、
その時の自分にとって
この詩が必要だ
と思ったから
手帳に残したいと思ったんでしょう。
とはいえ、
「自分を愛する」という感覚がわかってきた今でも
自分を大切にするのを怠ると
子どもに厳しくあたってしまったり、
気持ちに余裕がなくなって
イライラしやすくなってしまいます。
自分を大切にするって、ほんとに意識していないとできません。
長い間自分をないがしろに生きてきた場合はとくにそうです。
本当の人間は自分の生命を愛し
尊敬するように
他人の生命を愛し
尊敬する
限りなく尊き人間
私もまだまだ「本当の人間」にはなりきれていない。
だからこそ「本当の人間」になりたいと思う。
でも実は「本当の人間」になれるかどうかより、
それを目指して
自分を大切に
自分らしく生きようとすることにこそ意味があるんだと思います。

桜の木。咲くのはまだまだ先だなぁ。
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