都希です。
「ねむり姫」で十三番目の妖精は、
金のお皿が一枚足りないというだけで
お姫さまの誕生祝いのパーティーに呼ばれませんでした。
そこで怒った妖精は、
お姫さまに
『15歳になったらつむに刺されて死んでしまう』
という呪いをかけます。
死の呪いなんておそろしい話ですが、
十三番目の妖精にしてみれば、
一人だけ呼ばれなかったのは相当ショックだったのでしょう。
銀のお皿でもいいから
呼んでくれたらよかったのにさ
(*`Д´)ノ!!!
そう思ったかもしれません
ところで十三番目の妖精は
なぜお姫さまが「15歳で死んでしまう」と呪いをかけたのでしょうか。
15歳といえば、もう大人並の考え方ができる年齢です。
なかには反抗期真っ只中
という子もいるかもしれません。
そしてこの時期、
高校進学という壁にぶつかり
立ち止まってしまう子もいます。
子どもはいつか大人になります。
少女はいつまでも少女のままでいることはできません。
そこで手放さなくてはならないものや、
乗り越えなくてはならない葛藤もたくさん生まれます。
15歳は、
何もしらない子どもとはいえないし、
かといってまだ大人とも言えない、
とても微妙な時期で、
子どもから大人への転換期です。
もしかしたら十三番目の妖精が言った言葉は
呪いではなく、
少女から大人の女性への転換期を
予言したものだったのかもしれません。
だとしたら、
十三番目の妖精は
脅しのようなことを言いながら、
実は国の妖精の中で
もっとも重要な贈り物をしてくれたのかもしれませんね

インナーチャイルドカードの「ねむり姫」です。
このカードには『変容』という意味があります。
人は成長していく過程で何度か転換期を迎えます。
そのときに自分だけ立ち止まってしまったような感覚に陥ることもあります。
まわりの人にどんどん追い抜かれていくような気もするでしょう。
だけど
蝶はアオムシからいきなり蝶にはなりません。
サナギの時期があってこそ、美しい蝶に変われるのです。
そんなサナギの時期に思ったこと、感じたことのすべてが、
ねむり姫でいう、
『 妖精さんからの特別なギフト』
なのです。
だから立ち止まっている時間も
とても必要な時間なのです。
そして、人も “自然の一部” なら、
ずっとサナギのままでいることはできないでしょう。
そのうち
自分にまとわりついていたいばらが
スルスルほどけていくように
目の前が開けてくるときが必ず来ます。
ねむり姫は妖精さんからの“ギフト”によって、
長い間立ち止まってしまうことになりましたが、
その先には素敵な出会いが待っていました
そしてサナギが蝶に変わるときのように、
「眠り」
という変容のプロセスを経て、
やっと新しい自分と出会えたのです。

梅の花ももうすぐ。
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