都希です
今年3月に公開され、ずっと観たいと思っていた映画『リリーのすべて』やっと観れました
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『レ・ミゼラブル』と『博士と彼女のセオリー』ですっかりエディ・レッドメインの妖精のような笑顔の虜になってしまった私・・
とまぁ、そんなことは置いといて
この映画でエディー・レッドメインが演じる画家のアイナーは、同じく画家である妻のゲルダとともに幸せな日々を送っていたのですが、
ある日ちょっとしたきっかけで、アイナーがずっと自分の中で抑えつづけていた本来の自分が現れます。
そこからもうアイナーは本当の自分を抑えることができなくなりました。
ゲルダもどんどん変わっていく夫に戸惑い、なんとか今までのようにお互いの愛で満たされていた夫婦の生活に戻そうとします。
本当の自分で生きようとする夫と、それを受け入れられない妻。
深く愛し合っていた夫婦だからこそ、二人は真剣に悩み苦しみます。
一度は妻のために以前の自分に戻ろうと努力してみるアイナーですが、それでも本当の自分になっていくことを止めることはできませんでした。
本当の自分で生きてないということは、「姿かたちは女性なのに心はまるっきり男性である」と同じような違和感を覚えながら生きているということなんだと思います。
とうぜん生きるのは苦しいです。
本当の自分に気づけて、あるがままに生きていけたら楽なのですが、
怖れなどがあって、無意識に本当の自分を抑えたり否定し続けるのです。
本当の自分で生きようとしても、いつわりの自分で生き続けるのも苦しい。
そして本当の自分をまわりの人は誰も受け入れてくれないかもしれない。
動きが取れなくなってしまいます。
でも本当の自分にはっきりと気づいたとき、 もう自分を止めることはできなくなります。
どんなにまわりから非難されても、絶対に揺るがないものが自分の中にできあがってしまいます。
なんとなく、今の自分は本当の自分じゃない、違う自分になりたい、と苦しみもがいている間は、ただ自分を否定しているだけで見つかりっこないんだと思います。
本当の自分はすでに自分でわかっているからです。
アイナーは、命の危険をおかしてまで本当の自分になることを望みます。
本当の自分にならないことは、アイナーにとって生きていないのと一緒だったのでしょう。
それがどんなに苦しいことでも、その先に本当の自分が待っているのなら前に進むしかありません。
そんなアイナーの姿に、最後にはゲルダもありのままの夫を受け入れます。
人の言われた通りの道に進むのは簡単ですが、自分が本当に生きたい人生は何でしょうか?
それを考えたとき、まだまだ諦めるときじゃないと思えるはず。
そして本当に進みたい道に進み始めたとき、いつのまにか自然に本来の自分に近づいていけるのだと思います。

チョウチョが羽をぱたぱた動かして、飛び立つ準備をしていました。
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