この時期、日ごろお世話になっている方へ、お礼の気持ちとまごごろを込めて贈るお中元
素晴らしい日本の風習だと思います
だけどこれが「礼儀だ」とか、「しなくてはいけない」になったら、これほどしんどいものはありませんよね。
こないだ義理の家から、私の実家へお中元が送られてきました。
私が義家族と同居していた家を飛び出してからも、家と家との礼儀という名目で続いていた贈り物。
でも、未だにお礼の電話のたびに言われる義母からの厳しい言葉。
それは嫁の私を責めるものだけではなく、
親に対しても責任を問い詰めるものだったり、子どものことまで持ち出して、「かわいそうだ」とこちらに罪悪感を抱かせるような言い方をされるのだそうです。
相変わらず義母は、家を飛び出して自由気ままにしてる私が許せないのでしょう。
そしてそれを許している親も許せないんだと思います。
でも、母に義母との電話の内容を聞いて、これはもう嫁が気に入らないというより、“ネネちゃんのうさぎ
『クレヨンしんちゃん』に出てくるネネちゃんのママは、不満や怒りを感じるとそれをぬいぐるみのうさぎにぶつけます。
ネネちゃんママの怒りのはけ口に、ただ黙って殴られたり踏みつけられたりするだけのうさぎです。
言わずにはいられない義母の苦しい気持ちも今ではわかる気もしますが、だからといって言われるばかりではこちらがしんどいだけです。
批判つきの贈り物に辟易しながらも、
「これは家と家の問題だから、あんたたちには関係ない」
「向こうの親がいくらなんだかんだ言ってきても、ツキと夫くんが別れない限りは(贈り物を)続ける」
と言っていた母。
でも、このたび小さな革命を起こしました。
先日の電話のことがあったあと、向こうの家に贈るはずだったお中元を配送される前に取り止めたのです。
「もうそういうことするのやめようと思って!」と母はニコニコ
義母が許せないのは、私や母ではなく、きっと自分自身なんです。
だからもう、そういうのに巻き込まれなくてもいい。
叩かれるだけのうさぎでいなくていい。
母のこの小さな革命は、新しい風を起こしてくれるんだと思います。
自分を犠牲にする生き方ではなく、自分を大切にする生き方を選ぶ。
すると周囲とのいろんな摩擦も出てくるんでしょうけど、
だんだん表面的なものじゃなく、心のこもった贈り物だけができるようになれるんだと思います
私も、私にはオオクニヌシノミコトがついてくださってる!
と(勝手に?)信じて、諦めずにやっていこうと思います。
オオクニヌシノミコトは、以前オラクルカードの先生にリーディングして頂いたときに、イワナガヒメのあとに出てきたカードでもあります
出雲の神様で有名なオオクニヌシノミコトは、実のお兄さんに2回も殺されたり、舅さんにまで殺されかけても、何度も蘇って、最後には国をつくった神様だそうです。
どんなに人から理不尽な怒りをぶつけられたとしても、魂までは傷をつけられない
だから悪意のこもった人の言葉や態度に、そんなに心を痛めなくていい。
人は魂というものを持っているからこそ、何度でも復活してやり直せるんだと思います。

公園で撮ったモミジの花。なんかウサギの耳みたいですね^^;;