なかでも「しらゆき姫」の継母は、イジワルどころか、しらゆき姫の命まで奪おうとします。
その理由も、自分より美しいから
継母は家来に言いつけてしらゆき姫を森に捨てさせますが、失敗し、今度は自ら出向いて行って毒リンゴ
おお、こわ・・( ; ゜Д゜)
継母はなんて自分勝手なんだろうと思いますが、
どうして、そんなにまでして継母は、しらゆき姫を自分の前から消してしまいたかったんでしょうか。
それは、しらゆき姫が自分より美しいからというよりも、継母自身が「みにくい自分」を許せなかったからなのかもしれません。
自分より美しい者がこの世に存在することで、継母はどうしても“人よりみにくい自分”と向き合わざるを得なくなります。
それが継母にとって、何よりも耐えがたい不安や恐怖だったのでしょう。
「魔法のかがみ」は、“ほんとうのこと”を教えてくれるかがみです
「魔法のかがみ」はそのまま、継母の心の中の不安や恐れを映していたんだと思います。
継母が「みにくくあってはいけないと思いこんでいる自分」を受け入れない限り、いくら美しい女性たちを抹殺したとしても、不安や恐怖はいつまでもなくならなかったでしょう。

インナーチャイルドカードの『しらゆき姫』です。
窓の外からしらゆき姫の様子をうかがってる顔色のわる~い人がいますね(笑)
このカードには「自分を見つめ直す」という意味があります。
自分の弱さと向き合い、それを受け入れるのはとても苦しいものです。
私も日々、子育てなどを通じて「みにくい自分」と向き合わされるなかで、
イタイどころではないくらい、ガツーンとやられてます
しかも、イヤだな~
それでも「みにくい自分」と少しずつ向き合ってるうちに、
今は自分に厳しくなってるんだなぁ
みたいに、そのときの感情の裏側にある本当の気持ちに気づけるようになってきて、
早いうちに気持ちを切り替えられるようになりました。
「みにくい自分を受け入れる」とは、なぜこんなみにくい感情がでてくるのかもふくめて、
そんな自分を許すこと
なんでしょうね。
それは、イヤだな~と思ったあの人を許すことでもありました。
きっと、誰も心の中に「みにくい自分」を映す、「魔法のかがみ」を持っているんだと思います。
それは今まで見て見ぬふりをしてきた自分に気づかせてくれるものであり、
自分を成長させようと突き動かしてくれるものなんだと思います。