
私は30を過ぎたころから、結婚というものに焦りを抱くようになっていました。
まわりはどんどん結婚していってる。
早く結婚しないと子どもも産めなくなるかもしれない。
そして、まわりはまだかまだかと言ってくる。(これがほんとに迷惑だった
「おつきあい=結婚」みたいな勢いで、恋人にも圧力をかけていました。
典型的な重い女だったと思います。
かといって、私が結婚に夢を抱いていたのかというと、そうではありませんでした。
どちらかというと、「結婚しなくちゃいけない」と強迫的にそれを求めていました。
まわりからの「まだ結婚しないの?」という言葉にも耐えられませんでした。
こんなことを書いていたら、私は旦那さんに対してめちゃくちゃ失礼な女だったと思われるかもしれませんが、
私だって誰でもよかったわけではありません。
この人しかいない、と自分で決めた人です。
夫と結婚してその家族と同居するのも、夫と一緒なら耐えられるものだと思ったんです。
でも、はじめから我慢を前提とした同居生活に耐えられるはずはありませんでした。
そして夢も希望もない生活に、我慢ももたなくなってきたんです。
愛があれば乗り越えられるなんて、ほんと甘かった。
愛が何かもわかっていなかったくせに。
最初から自分に我慢を強いるようなことをして、自分への愛がないのに、どっから力がわいてくるんだろう。
結婚してもしなくても、自分を幸せにできるのは自分しかいない。
私は自分の幸せを夫やまわりにゆだねたせいで、ますます不幸を招いてしまいました。
ほったらかしにしていた心の問題も、夫や子ども、それから義家族を通して、いやというほど目の当たりにさせられることになりました。
結婚は、究極の学びにもなるのかもしれません。
結婚があって私の人生があるんじゃなくて、私の人生があってこその結婚だった。
『そんなの当たり前じゃん!』って言われるかもしれませんが、その感覚が以前の私にはわからなかったのです。
ちなみに、「ジューンブライド」の由来は、6月(ジューン)の語源にもなっている女神ユーノー(ギリシャ神話ではヘラ)が結婚生活の女神だからというのがあるそうです。
ヘラの夫ゼウスは、相当な浮気性でした。
だからヘラは、浮気相手に激しく焼きもちを焼きながらも、家庭や夫婦関係をよくしようと、つねに努力していました。
この結婚生活にどんな問題が起こったとしても、あなたたち夫婦はいつも見守られていますよ~
「ジューンブライド」にはそんな意味もあるのかもしれませんね。

かわいいクローバーを見つけると、つい撮りたくなってしまいます♪