それが『あしながおじさん』です
孤児だったジュディが、ある日とつぜんお金持ちの紳士の好意によって、大学に通わせてもらえることになります。
その条件が、月に一回、学校での生活を手紙に書いて送ること
ジュディはおじさんからの返事を心待ちにしますが、ジュディが一方的に送るばかりでいっこうに返事は返ってきません。
でもしかし、おじさんは正体を隠して、ちょこちょこジュディに会いに行きます。
そして二人は少しずつ距離を縮めていくのです。
原作はジュディの書簡集になっていますが、これがまた想像力をかきたてられます。
“あしながおじさん”ことジャーヴィ坊っちゃまは、またジュディに会いたくなっちゃったのね~ウフフ( ´艸`)
とか、
こりゃジャーヴィぼっちゃま他の男にヤキモチ焼いてるぜヽ(*´▽)ノ♪
なんてことが妙にリアルに伝わってきます。
そして極めつけがジャーヴィぼっちゃまがジュディにフラれたと思いこんで寝込んでしまう(一応病気だったんですけどね
思わず、かわいい~
ジュディはジャーヴィぼっちゃまに孤児である素性を明かしていませんでしたが、
ジャーヴィぼっちゃまは全部わかった上で、ジュディを陰ながら援助し、ずっと支えていたのです。
愛ですね

二人は恋愛関係になりましたが、親子でも、夫婦でも、信じて見守ってもらえてるってとてもうれしいものです。
必要以上に心配されたり、しなくてもいいことまで世話を焼かれると、
信じてもらえてないなぁってなんとなくわかってしまいますよね。
ジャーヴィぼっちゃまのお月さまのような優しく見守るだけの愛情は、「あしながおじさん」を通して、ちゃんとジュディに伝わっていました
色々口出しするのは簡単だけど、あえて黙って見守る。
あなたは自分の力でできる人ですよ。
ひとりの人間として、私はあなたを信頼してますよ。
もしあなたが助けを必要とすることがあれば、私がいつでもサポートしますよ。
一方通行の書簡集ですが、『あしながおじさん』からはそんな心強いメッセージが伝わってくるようです。

四つ葉のクローバー、みっけ!