特別何か大きなことを成し遂げたとか、そういうのではなくて、
ふつーに家事とかしてるときに、ふっとそう思ったんです。
大人になってから少しずつ色んな人と言葉を交わせるようになったものの、
声を出しにくいというしんどさはずっとあって、
社会に出てからも、人とたくさん話せるチャンスはあっても思うように会話も弾まず、あとで落ち込んでばかりいた。
結婚して子どもを妊娠してるときに、偶然テレビで、自分が「場面かんもく症」だったということを知って、
今まで自分をずっと苦しめていたものの正体がわかって、やっと苦しい状態から抜け出して新しい道が開けると思った。
でも実際はそんな簡単なものではなかった。
私の場合は自己肯定感という根っこから見直さなくてはいけなかった。
この一年で少しずつ自分を大切にできるようになってきて、思うようにしゃべれなくてもそんな自分を受け入れられるようになってきて、
しゃべれてもしゃべれなくても、
いいじゃん♪
そう思えるようになってきた。
今まで自分を苦しめてたのはしゃべれないということではなくて、しゃべれないことを責める自分だったんだと気づいた。
それによく考えると、結婚する前、しゃべれないのに接客の仕事をしてたのねσ( ̄∇ ̄;)
人を指導する立場にいて、休憩時間は一生懸命話題を作って自分から話しかけるようにしてた。
辞めるころには、上司にもムリなことはムリと自分の意見を言えるようになってた。
どこがしゃべれてないんじゃい!!( ̄□ ̄;)
私はできたことはいっさい評価せずに、できなかったをこれでもかっていうくらい責めていたんですね。
ほんとはできるのに、できないできないって自分を認めてあげることができていなかった。
その上、無理して頑張ってしゃべってるときは思うようにしゃべれないところばかりに目がいってた。
仕事をしてるときに人と会話ができて楽しいと感じたこともたくさんあった。
そのことも思い出しました。
できないことを責めなくなって、できたことを認められるようになって、
やっと、思うようにしゃべれないことが自分をブロックしてるものだと感じなくなってきたみたいです。
それに、最近まわりの人を見てると、誰も自分からそんなにいっぱいしゃべろうとしてないな~ということに気づいたしf(^_^;
人と関わる不安はまだ強いけど、
ようやく新しい道が開けてきた感じがします

