思い出すのは、
内観療法を受けに行ったときのこと。
引きこもっていた頃に、母に勧められて行くことにしたのですが、
この内観療法、まさに“修行”だった。
内観を受けてる期間中は、テレビや新聞、ニュースをいっさい見てはいけない。
甘いものをとってはいけない。
他の人と話をしてはいけない。
屏風のようなもので仕切られた空間のなかに入って、朝から晩までただひたすら自分の心と向き合う。
屏風の外に出るのは、ご飯のときと、トイレに行くとき。
しゃべらないのは全然苦にはならなかったけど、毎日狭い空間のなかで過ごそうと思ったらけっこうキツイ。
それに親元から長く離れるのも初めてだったのでホームシックにもなった。
で、意外といちばんキツかったのが、甘いものが全然食べられなかったこと。
たえられますか??
ほんと、禁断症状出ましたよ

最低でも一ヶ月くらいは居るように言われてたけど、2週間でギブアップしました。
私が受けたときは日帰り内観の人がほとんどだったけど、受けるならそのほうがいいかも。
でも不思議なことに、毎日ほとんどじっとして動かなかったのに、ひどい腰痛だったのが治ったり、
便通が一日2回、だいたい決まった時間にあったり、
それから、テレビやニュースを全然見ないのに、空を見ただけで次の日の天気
を当ててしまったことには自分でも驚いた。心とからだと自然はみんなつながってるんだなとその時わかった。
それに、このときに自分の心との向き合い方(内観)を覚えたのはよかったと思う。
たまには浮世から離れて自然とつながってみるのもいい。
でも、内観療法はもうやらないと思う。
自分を律して心の歪みを正すよりも、セラピーとかで癒されながら深く自分と向き合うほうが私には合ってる。
屏風のなかで過ごした2週間。
出てきたときには浦島太郎
その頃世界的に大きなニュースがあったんだけど、全然見聞きしてないので未だにピンとこない。
季節もまだ残暑が厳しかった頃に行ったのに、すっかり秋らしく移り変わっていた。
何より、出てからすぐに買って飲んだ「野菜生活」のおいしかったこと!
野菜ジュースがこんな



甘いものを我慢したおかげ

「野菜生活」のおいしさに感激しながら、その時感じた秋の風は、初めてみたいに新鮮でした
