キャンプというと、私にとってはすごく苦手な行事。
まる一日、しゃべれないんだもんねf(^_^;
飯ごうで炊いたご飯のカレーはとってもおいしかったし、きもだめしもおもしろかったし、それなりに楽しんではいたけど‥。
だけど、やっぱりぜんぜん気が抜けなかったし、できれば参加したくなかった。
そのキャンプで忘れられないのが、小学校低学年の頃、私をとても可愛がってくれたお姉さん。
お姉さんは、その時は中学生で、すごく大人に見えたけど、正直すごく驚きました。
子どもの頃の私にとって、上級生というと、ものすごく怖い存在。
私を見てヒソヒソ話をされるか、怖い顔でにらまれるか、いるのにいないように無視されることが多かったのに、そのお姉さんだけは違った。
私のことを、ただ、
『かわいい、かわいい』
と言って、ずっと側において離さなかった。
しゃべる、しゃべらない、関係なく、ほんとに普通に接してくれた。
そして、あんなに人から大切にしてもらったことはなかった。
あの頃の私は、自分はかわいくないから、誰にもかわいがってもらえないって思い込んでいました。
私のことを「かわいい」と言ってくれる人がいるなんて、ほんとに信じられなくて。
そのお姉さんは私がぜんぜんしゃべらなくても、自分を出せなくても、そんな私を無条件でかわいがってくれた。
すごく嬉しかったし、幸せだったなぁ
(*´ー`*)
お姉さんが中学を卒業すると、年に一度のキャンプで会うこともなくなり。
私はどんどんネガティブな自分像を築きあげていってしまうんだけど。
お姉さんみたいに、しゃべれない私をありのまま受け入れてくれる人が、いつも身近にいてくれてたらよかったのにな。
でも、自分を好きになれないまま大人になってしまった私でも、ちゃんと希望はあった。
わずかなことでも、お姉さんに大切にしてもらった経験が、今になって私の励みになってるから。
同じ地域なのに名前も知らないお姉さん、本当に感謝してます。
私はこれからもっと自分を好きになります!(*≧∀≦*)
