今TBS系で放送されているドラマ「凪のお暇」
私も毎週楽しみに見ています
そこに出てくる登場人物は
弱いかと思えば強い部分もあったり、かと思えばまたちょっとしたことで弱くなったりと
人間くさい人ばかりでとても親近感を感じます。
中でも高橋一生さん演じる“我聞慎二”。
最初見たとき衝撃を受けました。
これって、夫くんじゃないの
慎二のこじらせ感がかつての夫にそっくりだったのです。
それは私たちが別居していたころの話。
夫は毎週のように会いに来てくれていました。
でも私に『お前はいらない』と言っていた夫ですから、
最初は息子だけ実家に連れ戻すことを目的で会いに来てるんだと思っていました。
そしてちょっとしたことで怒る(ささいなこと過ぎて覚えていない)夫に度々離婚を切り出されていました。
そのたびに夫の言葉をまともに受けて傷つき、今度こそダメなんだと思いました。
だけど毎回私が泣いて離婚したくないというと、夫はすんなり受け入れてくれる、どころか喜んでる!?
最初はかなり混乱したけど、だんだん
ほんとは離婚したくないんだな
っていうのがわかってきました。
そしてある日またちょっとしたことでケンカになったとき
例のごとく夫は『離婚だ』と言い出しました。
毎回同じパターンに
とうとう私もキレてしまい
『離婚届書いて送ってや!
あとはうちが出しとくけぇ!』
とだけ言って、その場から離れました。
そのあと夫はかなりうろたえていた様子でしたが、
来週も同じようにやってきました。
それ以来ケンカになっても夫が離婚という言葉を口にすることは二度となくなりました。
『ツキさんはやると言ったらほんとにやりそうだから』と夫は思ったようです。
やりそうじゃなくて、やるし!(笑)
こんなことがあって、
怒ったときの辛辣な言葉は
夫の本意ではなく
自分が必要とされなくなることへの
不安や恐れからきていて
怒るのも
寂しさからそうなっていたんだなというのが理解できたのです。
夫もしかり、
慎二と似た部分を持っている旦那さまって
けっこういるんじゃないかなと思います。
実際、旦那さまの辛辣な言葉を真に受けて
傷ついたり悩んでる奧さまから
ご相談を受けることがあります。
『出ていけ』『離婚だ』
言葉は厳しいけど、
それはあくまで表面的なことで
旦那さまの真意は別なところにあるのがほとんどです。
慎二みたいに、まわりの人から見るとへこみ具合とかすごくわかりやすいんだろうけど、
凪の立場ではまったくわかりづらいし、かわいいとも思えない(笑)
それくらい旦那さまの言葉には
真に迫るものがあります。
怒るとあなたに手厳しい旦那さま
ほんとは慎二のように、
あなたのことが好きで好きでたまらないのかもしれませんよ
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