これから結婚式を挙げる人向けの、

式場選びイベントの張り紙には、

「和婚・洋婚どちらでも!」的なことが書いてあった。


和の反対は洋なのだろうか。


和式の結婚式が神社で白無垢を着るものだとしたら、

ホテルや教会でドレスを着るのが洋式なのだろう。

洋式の結婚式。

あれはどの国の結婚式の真似ごとなのだろう。

とっくに日本スタイルな気がするが。


仮に、洋=アメリカだとして、

あれがアメリカスタイルの結婚式だとすれば、

和と洋以外に中華式の結婚式とか韓国式とか、

いや、アジアを飛び出して南アフリカ風とかミラノ風とかの真似っこ結婚式があってもいいだろうが、

今のところ、国際結婚とかではない限り、

そんな結婚式を挙げる人は見かけない。


和洋は対義語なのだろうか。


友達とご飯に行く時、

和がいい?洋がいい?では終わらない。

パスタとか、中華とか、エスニックとかが選択肢に入ってくる。

「和食」と言って思い浮かぶランチが食べたくなければ

即ち洋食屋に行くわけではない。


和洋は2択なのだろうか。


和式洋式と言って思い浮かぶのが、便座だ。

あれは2択しか選べない。

洋式便座が仮にアメリカスタイルなのだとすれば、

欧風とか中華風の便座を見てみたい。

もっと使いやすい便座があるなら座りたい。


和か、洋か、それ以外か。


日本人は「俺か、俺以外か」みたいな感覚で

和か洋かを語っているが、

「俺か、あなたか」ぐらいの包容力しか持たない。

和洋折衷という言葉は、和と洋を混ぜてみただけで、

折衷できていないあれこれが無限にあるし、

相容れないようなものが他にあって、

それを折衷させた人が一番凄い。


今日のライフハック

結婚式のチラシを見たら、結婚のことを考えよう