朝日のなかで | LaLaLa

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こんにちは、こんばんは、おはようございます

ノック音で俺は目が覚めた。時計を見ると6時を少し

回っていた。黒のジャンパーを着た初老のサングラスの男がノックしたのだ。俺は眠い目を擦り車のドアを開けた。[おはようございます。600円です]甲高い声がした。そうだ俺はゴンドラ前の駐車場に車を停めて仮眠していたのだ。ここはスキー場の駐車場なのだ。俺は1000円札を渡しお釣りをもらった。初老の男はそそくさと去っていった。
春とはいえ朝はさすがに寒い。俺は毛布を肩まで掛けた。
空は快晴。寒さでいっそう澄んで見えた。今日も暑くなると確信した。連日真夏日にちかい気温であったことをニュースで報道していたのを思い出すとまだ雪があり滑れるスキー場に感謝すら覚える。
家族には出張と嘘をついてある。
車窓から朝日が眩しい。
仕事で疲れてはいるが家でごろごろ寝ている訳にもいかない。軽いスキー中毒の自分を心のなかで笑った。