wistaria dress up room♡

 

~prologue~

4月30日、それはウィスタリアのプリンセスが就任した日であった。今日この日もウィスタリアでプリンセス就任3周年記念パーテイーが開催されて…

 

はおらず、この日は彼女が産まれた国で開催されるあるイベントに参加していた。

 

プ「皆さん、今日はこの場に起こし頂きありがとうございます。これからwistaria dress up roomのオープンセレモニーを始めます。」

 

プリンセスがそう宣言すると会場から拍手が送られた。

そう今日はプリンセスがクロードや、ウィスタリアしろで働く人々と協力してつくった施設のオープンセレモニーであった。プリンセスの強い希望でこの日に合わせてセレモニーを開催したのだった。プリンセスは会場からの拍手の音が静かになったことを確認すると、プリンセスは会場にいる人に向かって話し始めた。

 

プ「私は3年前、今日この日にウィスタリアのガラスの靴に選ばれ、プリンセスになりました。はじめこそは期間限定のプリンセスプリンセスでしたが、国民の皆さんや城に住む人々の後押しもあり、現在もプリンセスとして続けてることができています。プリンセスとしてウィスタリアで過ごしているうちにウィスタリアが大好きになって、ウィスタリアが私にとって第二の故郷になりました。だけど私にとって産まれ育ったこの国も大切な故郷です。」

 

プリンセスは話しながら目を閉じた。目を閉じると産まれ育った国での思い出やウィスタリアでの思い出がよみがえってきた。

 

プ「だから、私はこの国とウィスタリアがこれを機に友好関係になってほしい、という思いが芽生え、何かできないかと考えました。…そんな時、わたしが思いついたのは初めてドレスを着た時の気持ちです。」

 

プリンセスは演説台から降りると、自身が来ている白色のドレスが全身みられるような場所に立った。

 

プ「今、来ているドレスを着た時、まるでおとぎ話のプリンセスになったような心地になり気持ちが高揚しました。…きっと女性の方にとってプリンセスは永遠の憧れであると思うのです。だから私は、初めてドレスを着た時の気持ちをたくさんの人に体験していただきたいと思いました。」

 

プリンセスが軽く手を上げると、プリンセスの後ろにあった幕が開かれ、幕が上がりきるとそこには色とりどりのドレスがおかれていた。種類の多さに会場から驚きの声が上がった。

 

プ「私は自身の願いをかなえるため、王宮専属デザイナーのクロード・ブラックを中心として様々な人の手を借り、この施設を作りました。小さな子供から、体型に自信のない人まで様々な人が楽しめるような施設になってます。さらに男性用のタキシードや礼服も様々なサイズ準備しておりカップルや家族でも楽しめるような使用になってます。そこで今日オープンセレモニーに参加しているすべての方にこの施設の体験をしていただきたいと考えています。」

 

プリンセスがそういうと会場から歓喜の声が上がった。会場の声にうれしさを感じたプリンセスは笑顔になった。

 

プ「ありがとうございます、皆さん。ですが、皆さんに約束していただきたいことがあります。一つ目は会場にいる警備の人に迷惑行為をしないでください。もし何かあった時対応できないのでお願いします。2つ目は、写真撮影は自由ですが、SNSにアップしないでください。以上のことを守っていただき最大限にお楽しみください。それでは今から体験の時間を始めます。」

 

プリンセスが高らかに宣言すると会場から拍手があがり、人々は自分の行きたいエリアへと向かっていった。

 

episode1 Cain&Jill at church

教会エリアにはカインとジルが配属され、人が来るのを待っていた。しかしカインはとても不機嫌な顔をしていた。

 

カ「はあー、なんでこの俺様が女どもの相手をしなくちゃいけないんだ!?」

 

ジ「カイン様、今日はプリンセスが産まれたこの国でもウィスタリアにとって大切な日ですよ。プリンセスから『カインは絶対途中で逃げ出すから見張ってほしい』と頼まれました。もし逃げ出すことがあったらただではおきませんよ?」

 

ジルの有無も言わせぬ笑顔にカインは一瞬たじろいたが、はあ、とため息をついた後声を荒げた。

カ「仕方ねー。今日だけだぞ。…後でぜってーあいつにアップルパイおごらせてやる。」

 

ジ「女性におごらせるなどあるまじき行為ですよ。…ですが後でプリンセスにこの国おすすめの甘いものでも教えて頂きましょうか。」

 

そんなことを話していると、数人の女性が教会になだれ込んできた。

 

女1「カイン様!私と一緒に写真撮ってください!」

 

女2「カイン様、私も!」

 

たくさんの女性たちの押しに内心うんざりしながらも完璧な笑顔で女性の対応した。

 

カ「わかりました。ではこちらで撮りましょうか。」

 

女性たちはカインの完璧な笑顔に黄色い声をあげた。そんな彼の姿を遠巻きに見ていたジルは…

 

ジ(まったく。今日のみならず、ウィスタリアでもこれくらいはやってほしいものですね…)

 

そんなことを思っていると

 

?「あの、すみません」

 

ジルが不思議に思いながら振り返ると、そこには礼服とドレスを着た若いカップルがいた。

 

ジ「どうかされましたか?」

 

男「あの、彼女の写真を撮っていただいてもよろしいですか?」

 

ジ「ええ。かまいませんよ」

 

ジルは男性からもらったカメラで幸せそうに微笑みあっている二人の写真を撮った。撮った後、カメラを渡すときに彼らに尋ねた。

 

ジ「あなた方は夫婦でいらっしゃったのですか?」

 

男「いいえ、まだフィアンセです。入籍する前の最後の思い出になればとこちらに来ました。」

 

女「ほんとにここは綺麗なところですね…来れてよかった。ここで挙式できたら幸せだろうな…」

 

2人がうっとりしながら教会を眺めている姿を見て、ジルは、この施設のこの場所で挙式できることはよいなと思った。

 

ジ「ここで結婚式をあげることは素敵ですね。プリンセスに相談して、できるように働きかけてみますよ。」

 

2人「え!?いいのですか?」

 

ジ「ええ。わかり次第またご連絡させていただきますね。」

 

2人「ありがとうございます。」

 

幸せそうに喜ぶ2人お姿を見てジルは必ずこの案を字柘植させたいとおもうのだった。そしてジルもまたたくさんの女性に写真をせがまれスマートに対応するのだった。

 

epispde2 Sid&Noah at balcony&fountain

 

バルコニーエリアではそこに配属されていたシドが大勢の女性に囲まれていた。

 

女性たち「シド様~!私と一緒に写真撮ってくださ~い!」

 

シド「ったくうるせーな。撮りたかったらしっかり並びやがれじゃじゃ馬どもが。」

 

女性たち「きゃ~!!」

 

シ(ピーピーうるせえ奴らだな…ん?)

 

シドがふと噴水広場の方を向くと、そこには気持ちよさそうに寝ているノアが居た。

 

シ(あのやろー)

 

シドはノアに対する怒りがふつふつと沸き上がり、シドは周りを囲む女性たちをまいた後ノアを起こした。

 

シ「おい、ノア起きろ」

 

ノア「ん~?シド?おはよ~。」

 

シ「おはよーじゃねぇ。仕事しろ。」

 

ノ「えー。めんどくさい。」

 

シ「めんどくさいじゃねー。…たく…おい、女ども。ノアが一緒に写真撮ってくれるとよ」

 

女性たち「本当ですか?ノア様、私と写真を~!!」

 

シドの声かけに反応した女性たちはノアの周りに集まり始めた。シドは内心ザマーミロと思いながらも周りに群がっている女性たちの願いを一つ一つ丁寧に答えていった。

一方ノアはというと…

 

ノ(シドのバカ~)

 

心の中でシドを毒づきながら、周りに群がる女性の対応をしていたが、段々眠気がやってきた。

 

ノ「太陽の光が気持ちよくて眠くなってきちゃった。ごめん寝てもいい?勝手に写真撮っていいからさ。」

 

そういってノアは寝てしまった。ノアが眠って姿を見た女性たちは、遠慮なく様々な写真を撮ったが、ノアが起きることがなかった。

 

 

Episode3 Yuli&Robert at Tearoom

ティールームエリアでは、美味しいお菓子や紅茶やハーブティーもさることながら、王宮で働いている執事やメイドたちがたくさんの人をもてなしていた。中でもプリンセス付の執事で万能執事である、ユーリはその中で絶大な人気をほこっていた。

 

女1「ユーリ様!私はショートケーキとアールグレイとユーリ様のウインクが欲しいです!]

 

ユーリ「はいはーい。お安い御用だよ!」

 

ユーリが女性の願いをかなえ、ウインクを送ると女性から黄色い声があがった。

 

女2「ユーリ様!私は上目遣いをお願いします!」

 

ユ「はいはーい。こんな感じでいい?」

 

そういいながら、女性の目に座り、上目遣いをすると、女性は鼻血を流しながら失神してしまった。そんな姿を他の執事とともに遠目からロベールがみていた。

 

執事「ユーリ様、これで何人目でしょうか?」

 

ロベール「誰にでも分け隔てなく接することができることは彼のいいところではあるんだけどね。君、彼女を救護室まで運んでくれるかな?」

 

執事「わかりました。」

 

ロベールは執事が彼女のもとに行ったことを確認し、ロベール自身も救護室に向かおうとすると声をかけられた。

 

女3「あ、あの…」

 

ロ「ん?どうしたの?」

 

女3「メイドさんから、あなたがこのハーブティーをブレンドしたと聞いたのですが…」

 

ロ「ああ。そうだよ」

 

女3「もし時間があったら、もう少しハーブティーのお話を聞きたいのですが…」

 

ロベールが見るにその女性はひどく感銘を受けているらしく目をキラキラさせていた。話したい気持ちはあったが、先ほど倒れた女性も気がかりであった。

 

ロ「(仕方ないけど…)ごめんね。すぐには無理だけど、後で時間が取れるから、少し待っててくれる?待ってるお礼にハーブティー持ってこさせるね。」

 

女3「あ、ありがとうございます!」

 

ロベールは他の執事に要件を伝えた後、救護室に行き治療した後再び女性のもとに戻り話に花を咲かせた。

そして時間のゆるす限りユーリのファンサービスや、ロベールの癒しの笑み、完璧なサーブをする執事やメイド、美味しいお菓子とティーに囲まれる幸せな時間が続いた。

to be continued