Yahooブログのサービス終了に伴い、アメブロに引っ越して
きました。ブログ更新も久しぶりだし、新鮮ですが、まだ
慣れずちょっと戸惑っています。
さてさて、昨日は話題作の「天気の子」を観てきました。
以降は、ネタバレになるかもしれないので、未見の方
ご注意下さい。
感想は、一言で言うなら、新海誠のエンタメ性の限界と
いうか、その部分ではちょっと残念だった感はあります。
全体の構成は分かりやすくて、登場人物の使い方も
上手いし、言いたいこと、やりたいことも良く分かった
気がします。それ故、もう少し監督の本音をギラギラに
出してほしかったとか、客に喜んでもらおうとし過ぎ、
という感じが少しあって、過去作にあった毒がもう少し
あっても良かったのでは、という気がしました。
ただ、圧倒的な映像美とカメラワーク(スカイダイビング的な
シーンは圧巻でした)は、何よりの説得力を持って、やっぱり
希有なクリエイターである事は、今作でも見せつけられました。
また、今作に携わった、日本でも第一線のアニメスタジオの
数々、今の日本劇場アニメの代表と言っても過言ではないと
思います。
一方で、関西の雄の京都アニメーションの事件は、多大な
才能と過去作の遺産の焼失という結果を生みましたが、
ファンの一人として残念でなりません。文化の損失という
見地では、アニメ界のノートルダム焼失と言えるでしょう、
それほどまでに、関係者と我々ファンの心中の喪失感は
大きいと言わざるを得ません。
どうか、被害者とそのご家族、関係者の皆様には、平安な
日々が一刻も早く訪れることを願ってやみません。