東電、KDDI株など売却へ…賠償支払いに充当
東京電力は28日、保有する全てのKDDI株(約35万7000株)を、1862億円でKDDIに売却すると発表した。
関東天然瓦斯開発の保有株(1305万株)とともに、29日に売却する。売却額の合計は約1919億円だが、取得時よりも株価が下落しており、KDDI株で約351億円、関東天然瓦斯開発では約25億円の損失が発生する。
東電が保有株式を手放すのは、政府が認定した緊急特別事業計画に基づく資産売却の一環だ。東電は得た資金を、福島第一原子力発電所事故の賠償金支払いに充てる。
東電は、KDDI株の7・97%を保有する第3位の大株主だ。市場の混乱を避けるため、東京証券取引所の立ち会い外取引で売却する。
関東天然瓦斯開発について東電は、21・39%を保有する筆頭株主だ。これも相対取引で、産業用ガスの供給を手がけるエア・ウォーター(大阪市)と京葉ガス(千葉県市川市)に譲渡する。