いつもの職場のマウントさんの話。
マウントさんはいつも土日出勤の時は機嫌が悪いことが多い。
しかも、今日は夜中に停電しなければならないので、夜中の作業ができない。
なので、かなりの作業が残る。
さらに、いつもペアでやる作業の担当にマウントさんとリーダーなのだが。
マウントさんはリーダーに対抗心を持っている。
こういう非常時にリーダーはピリピリしやすい。
さらに、そんな状態の時はマウントさんも過剰に反応して機嫌が悪くなりがち
そして、もう一人唯一の男性でマウントさんが苦手というか八つ当りするGさんも張り切る。
私もよくマウントさんに八つ当りされるのだが、今日の私の担当作業はマウントさんたちと関係が深い。
八つ当りされないといいなぁ
なんて、土曜日の午後からリーダーと私といつも側に寄ってこられるKさんはマウントさんの機嫌の心配をしていた。
リーダーはいつもチクリチクリとやられる。
もちろん、私も。
私とKさんは数年前、マウントさんからひどいいじめを受けていたのだ。
その後遺症でマウントさんの機嫌を常に心配してしまうのだ。
それをみていたOさんは
『じゃ、マウントさんのこと好きなのはIさんくらいなのか』
というので・・・
『Iさんもお好きじゃないと思うよ』
『エェーじゃあ、誰一人好きな人がいないってこと』
はいそーでーす
誰だって自分の機嫌で人に当たる人に好意は持たないでしょー。
さらに、新しく入った
Aさんという人の呼び方にまでけちをつけた。Aさんは明るく優しい人。
人懐っこくすぐみんなと打ち解けた
私とも年も近いということもあり、数人同士は名前で呼び合ってる。
マウントさんはそれが気にくわない。
マウントさん『職場の人なのになんで名前で呼ぶの?友達同士で名前では呼ぶけど、職場の人は友達じゃないでしょ?』
みんなびっくり
えー、そんな感覚なんだーって。
確かに私が入ってすぐの頃(バリバリいじめられてた頃)
『職場の人の立ち位置は知りあいぐらい。友達はもっと深い関係のはず!』と言い切ってた。
そのとき、私が思ったのはもちろん
『めんどくせーやつ』
マウントさんはその性格のせいで誰も味方もいなくなり、彼女がいなくなったあとや休みの日はホッとして明るい職場になってる。
彼女は自分は親の愛を受けれずに育っていて、この世で一番不幸な女だと思ってる。
田舎だから兄は長男だから大事にされた。
妹は生れつき体が弱かったから大事にされた。
私はいつもほっとかれた。
さらに、故郷から離れた土地で就職させられ、嫁ぎ先も遠く子供が小さい頃などは親にも頼れなかったと嘆いていた。
だから、親が近くに住んでるというだけで恵まれてる。という。
例え、親がどんな状態でも。
きっと親や兄妹にも同じように『親の近くに住んでるから甘えられて羨ましい』と言っていたのだろう。
彼女の旦那さんは仕事も出来る人で海外出張なども頻繁にいくらしいし、お金もそれなりに稼いでる
以前、所得で引っ掛かって児童手当てがもらえなかったと言っていたそうだ
なのに、子供が小さいかわいいとき、10年近くも『お金がない』という理由で帰らなかっただけなのだ。
毎朝、コンビニ寄ってペットのコーヒーにお茶、おにぎりにタバコ
それを控えれば十分帰れるだけの資金はあったはず!
自分の都合の悪いところは一切省みず、『あたしって不幸』とか『あたしって仕事ができるスゴい女』ばかり主張してる。
周りはドン引きなのに
かわいそうなマウント女王なのかもしれない。
同情はできないけど