コロナ禍なので今は何処にも行っていませんが、

以前はよく山にハイキングに行きました。


緑の中を歩くのは気持ちいいですよね。


一人で行くことも多かったです。

ものすごく緊張します。


歩き始める前に 山や森に

「こんにちはー」と挨拶します。


誰にともなく 祈ります。

「楽しんで帰って来られますように」

「しっかり歩いて その後きちんと家に帰れますように」


街歩きならフラフラと予定外の行動を取ってもなんとか無事に帰れるものですが、

自然の中を行くとなると細心の注意を払わないととても危険です。


足元に気をつけて。

脇道に逸れないで。

ゴール地点へ。

そして、家へ。


それでも花を見つければ

「きれいに咲いてるねぇ!」

樹を見上げては

「見事な枝振り!!すごいね!!」

岩を眺めて

「この形になってどのくらい経ってるの?」


喋り続けます。

楽しいです。w


そんな風に山を巡り、ゴールに定めた地点に辿り着いて「無事に歩き通した!」という時

霧雨が降る事がよくあります。


主に上半身に、10秒ほどですけど、

確かに霧のような雨が降りかかるのです。


ああ  本当に歩き通したんだな、と実感します。

「ありがとうございました」とはっきり口にして山に伝え、心から感謝します。


そして、くたくただけど山の特産品などお土産を持てるだけ買って

えっちらおっちら家に帰ります。



あの雨はきっと

「お疲れ様。

    よく歩いたね。」と

山がほめてくれたのだと思います。



コロナ禍ですっかり運動不足になりました。

同じコースを行ける自信はありません。

でも景色を眺めるだけでいいから

どこかにトコトコハイキング、行きたいですよねー。