3連休最終日の今日(9/15)は朝から糸島Eの練習で芥屋Gまで。

 

 

一昨日夕刻から昨日明け方にかけて降った雨のおかげでグラウンドは荒れ気味。練習は整備から始まったが、にしても今日も暑かった🥵。砂地に吸い込まれた雨水が蒸発するかのようなサウナ状態、じっとしているだけでも汗が止まらなかった。

 

そんな感じで好天に恵まれた糸島をお昼で失礼して、午後から春日公園で九州六大学の試合を観ようと出向いたのだが、とんでもないことに💦。

 

 

小笠木峠を越えて那珂川に入ったところから天気は急変、突然の雨模様。引き返そうかとも思ったが、一縷の望みを託してとりあえず球場まで。「行かずに後悔するより行って後悔する」というのが当方のモットー(←バカです)。

 

春日公園に着いた時はまだ小降りだったので、しばらく車内で待機することにしたのだが、大きな雷鳴が轟いたのと同時にまさにバケツをひっくり返したような大振りに⚡。

 

線状降水帯⁉ ものの10分で道路は川のようになった。

 

 

マンホールから水が噴き出し、所々で車内が浸水しそうなくらいに水が溜まっているところも。激しい雨に視界は遮られ、本当に怖かった。こんな経験はこれまでにない。

 

試合は当然中止。往復2時間強、まったく無駄足になったが、それでも無事に帰りつけたのはよかった。

 

再び峠を越えると糸島は何もなかったような晴天。直線距離にして30㎞足らず、この局部的な天候変動はやはり異常。

 

野球観るのも命懸け、みなさんもご注意を!

 

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という今回の前置き☔。

 

本題は昨日日曜日(9/14)、2日連続の今津公園で見た高校野球のことを。

 

 

明け方までの降雨で、芥屋での糸島Eのリーグ戦は中止となったが、お昼前から天気は回復☀。今津は芥屋から直線距離で10㎞ちょっとだが、こちらでは予定通りに試合が行われた。

 

福岡の秋季大会は3回戦、当方が観戦したのはこの日の第2試合。

 

1塁側は柳川。

 

 

柳川の試合を観るのは2018年5月以来なので7年ぶり、かなり久しぶり。糸島Eの遠征で柳川方面に出向いた時には(勝手に)かならずグラウンドをのぞかせてもらっているので、そんなに間が空いている感じはしない。

 

甲子園は夏8回、春8回の出場を誇る福岡屈指の名門校。この夏は福大大濠にタイブレークの末、5-6で惜敗しているが、強い柳川が戻ってきているのかもしれない。 

 

 

対する3塁側は福岡市立の福翔。

 

 

こちらは今年3月末の春季大会でも見ているので半年弱ぶりだが、ユニフォームが変わった⁉ 過去見た時はいずれも白いユニだったが、デザインはそのままにグレーにチェンジ。これはこれで強そう✊。

 

この夏は4回戦でベスト4入りした東筑紫学園に6-7で惜敗しているが昨秋、今春と見た印象ではかなり強い。春夏通じてまだ甲子園の出場歴はないが、その日が来るのもそう遠くはない感じがする。

 

 

両チームの先発投手がそれぞれ「大坪くん」と「小坪くん」というなかなかない対決となった試合は、福翔が8回コールドで勝利。

 

 

個々の選手の実力は差がない、というかむしろ柳川が上かもしれないが、やはり四球とエラー。柳川が流れをつかめない中、着実に、したたかに加点した福翔が次戦へコマを決めた。

 

そんな試合で印象に残った選手のことをツラツラと。  *:本公開用の投稿では選手の写真はカットしています

 

 

■福翔

 

⚾浅田翼選手(2年) 

 

<写真:左打席でタイミングを取る浅田くん>

 

昨年8月の新人戦で見た時のインパクトがかなり鮮烈に残っている選手。ただ当方が見た今年の春季大会では出場がなかったので(余計なお世話ながら)ちょっと気になっていたが、昨日は「3番・ライト」。

 

夏からはスタメンはほぼ入れ替わっている福翔だが「球歴」で確認すると浅田くんは夏も「1番・センター」。なるほど、夏には間に合っていてよかった。

 

フォローが大きくて力強いスイングが印象的。加えて脚もあるので相手チームからすると警戒せざるを得ない強打者。強豪・志免Bさんの出身、気にしておくべき選手で間違いない。

 

 

⚾大坪駿太選手(2年)

 

<写真:マウンドから投げ込んでくる大坪くん>

 

福翔には中島虎太郎くん(2年)という好サウスポーもいるが、この大会で「1」を背負うのはこの選手。右サイドから緩いボールを巧みに操って柳川の強打線を翻弄。ただ投げるだけでなく守備も巧い。

 

昨日の試合は完投したが、死球が1つあったものの多分四球はなかった。カウント不利になってもストライクが取れる粘り強さがある。

 

まったくタイプの違う大坪くんと中島くんの2枚が機能すれば上位進出も十分に射程圏内に入ってきそう。

 

 

■柳川

 

流れがつかめなかった柳川だが、素材的には期待したくなるいい選手がいる(←偉そうにコメントしてますが、野球は見るだけが専門のド素人ですので🙇)。

 

⚾小坪碧人選手(2年)

 

<写真:マウンドで腕を振り切る小坪くん>

 

柳川の先発投手。力感なくムチのように左腕を振って、伸びのあるボールを放ってくる。初回、3点を失ったものの奪った3つのアウトはすべて三振。コースに決まったまっすぐは相手を押し込む力がある。

 

初回、先頭打者の初球にデッドボール。それもあってか、自分のペースをつかめずにいたが、この試合だけでこの選手のことは理解できないように思う。

 

 

⚾時田大夢選手(2年)

 

<写真:マウンドからボールを投げ下ろす時田くん>

 

「4番・サード」でスタメン出場するも、試合途中からリリーフでマウンドへ。一球一球、気合いのこもった声とともに真っ向から投げ下ろしてくる本格派。ガン表示のない今津なので正確なところはわからないが、かなり速かった。

 

イニングまたぎで3者連続三振というシーンもあったが、空振りが奪える真っすぐが魅力的。どんどん真っすぐで押す組み立てでもよかったかも(←勝手なこと言ってます✋)。

 

 

そして小坪くん、時田くんは前チームから3、4番を任される攻撃の中心でもある。

 

<写真:左打席でタイミングを取る小坪くん>

<写真:左打席でタイミングを取る時田くん>

 

ともにいい角度のフライ、力強いゴロが飛ぶ。オーバーフェンスが期待できそうな打席での雰囲気がある。来春、もう1度みたい選手たちになった。

 

 

■サクッと試合内容

 

試合は初回、無死1、2塁で打席には3番の浅田くん。バントの構えを見せるもここはやはり打ってきた。そして三遊間を抜いていく先制のタイムリーヒット。

 

<写真:レフト前ヒットを放つ浅田くん>

<写真:1塁ベース上でガッツポーズする浅田くん>

 

状況に応じて、こういう巧さも感じさせてくれる好打者。と言うか、試合序盤、福翔はおそらく誰もサインを出していなかった。打席でベンチを振り返る様子もなし。ノーサイン野球?

 

この後、タイムリーと押し出しで福翔は初回3点。

 

 

福翔は3回に1点を追加しての5回。1死3塁の場面で打席には1年生ながらスタメンマスクの木下力斗くん(1年)。

 

<写真:守備につく木下くん>

 

このあたりからはサインが出ていたような、いなかったような、ちょっと定かでないが5点目はスクイズ。

 

<写真:スクイズを決める木下くん>

 

外寄りのボール球、難しいバントだったように見えたがきっちり決め切った。この試合、福翔は当方が数え切れただけで7つのバント、失敗はなかったように思う。

 

取るべき時に確実に得点、この7つのバントは間違いなく勝利につながった。

 

 

さらに6回には2人の走者をおいて、初回にタイムリーを放っている「5番・センター」の齊田翔くん(2年)。この打席は巧くボールを拾って右中間へ。

 

<写真:タイムリーを放つ齊田くん>

 

ボールはセンターとライトの間に落ちる2点タイムリー2ベースヒットに。

 

<写真:2塁ベース上でポーズを決める齊田くん>

 

柳川の外野もギリギリのプレー。ほんのわずかの差、福翔が完全に流れをつかんだかのようなシーン。

 

これで6回終わって、7-0。柳川は後がなくなった。

 

 

7回表の柳川はこの回の先頭、代打の松本翔斗くん(2年)くんが目の覚めるようなレフトオーバーの2ベースで出塁(その時のスイングではないです↓)。

 

<写真:右打席でスイングする松本くん>

<写真:2塁ベース上で指を突き上げる松本くん>

 

と言いつつ、打った瞬間は一瞬スマホに目をやってしまって見ていない。「カツン」と快音が響いたので慌ててフィールドに目を向けると、打球は既にレフトフェンスまで達していた。代打でお見事、ナイスバッティング👏。

 

この後、1死2、3塁となり柳川はスクイズ敢行。7点差あるとは言え、まずはコールド回避が最優先。柳川の監督さんの「打て」というジェスチャーを見た瞬間「ここはあるな」と勝手に予測してしまったが、やはりそうきた。

 

決して悪いバントではなかったが大坪くんが好守。マウンドから駆け降りて、ホームへグラブトス、これはいいプレー。

 

 

でもまだ1、3塁。なんとか1点。

 

打席には「1番・センター」の吉村磨和くん(2年)、2ストライクと追い込まれてから何球かファールで粘ったと思う。得点差関係なく、手に汗握る場面。そして吉村くんが意地を見せた。

 

<写真:レフトへタイムリーを放つ吉村くん>

 

ほぼ完ぺきにとらえた打球はレフト前へ達する待望のタイムリーヒット!

 

<写真:1塁ベース上に立つ吉村くん>

 

うーん、しびれる。これは本当によく打った。このまま負けてしまうか、次のイニングにつなげるかで春以降の戦いもまた違ったものになってきそう。

 

7回で6点差というのは、まだまだわからない。

 

 

8回ウラ、福翔の先頭は「4番・ファースト」の田中煌史郎くん(1年)。

 

<写真:左打席に立つ田中くん>

 

背番号2桁ながら、1年生で4番を任されるとは打撃への期待が大きいのだろう。ただここは死球。田中くんはこれでこの試合3つ目のデッドボール、痛かったと思うが、それは柳川も同じ。

 

福翔はここでも確実にバントで走者を進め、打席にはここまで3安打している「6番・サード」の熊野楓斗くん(2年)。

 

<写真:右打席で決まっている熊野くん>

 

時田くんの重そうな速球にどう対応していくか。ややグリップエンドを残してバットを持ち、しっかり踏み込んでコンパクトに振り抜いた打球は痛烈なライナーとなってライト前へ。

 

<写真:ライトへタイムリーを放つ熊野くん>

 

力負けせず、よく打ち返した。コールドを決めるサヨナラヒット。

 

<写真:ガッツポーズしながらホームへ駆け寄る熊野くん>

 

福翔のヒットは9本、うち4本を熊野くんが打った。この前の打席はバントヒット、これも絶妙。この試合に関しては熊野くんに何かが降りて来てたかも🤔。

 

 

福翔は4回戦進出、柳川は目標を来夏へ切り替えて…ということになった。

 

やはり当方の世代的には柳川の復活には大いに期待したい。

 

 

最後に甲子園に出場したのが2005年の夏なのでもう20年前になる。これまで30人近いプロ選手も輩出しているが、いまだに学生野球界では柳川OBの指導者の方が多いように思う。

 

 

当時から変わらない伝統のユニフォーム。柳川全盛時代に試合された方は、このユニを見るだけで背筋がピンッとなったと聞く。

 

校訓は「啐啄同時」。学校グラウンドのスコアボードの上にもこの四文字熟語が掲げられているが、意味はネットで調べてください!

 

ということでこの3連休の振り返りはこの辺で。

大学野球はまた来週以降✋。

 

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本日午前、芥屋グラウンドで糸島E保護者、選手の皆さんから大変良いものをいただいた。

 

 

名前入りの名刺ケース。先月の当方の誕生日用に準備いただいていたらしいが、タイミングが合わず(←当方があちこちの球場をふらついているため💦)本日となったが、まったく予期せぬことでビックリ。

 

普段大して何もしてないのに…ありがたい限り😭。

 

詳しくは糸島Eの公式(?)インスタグラムにて。

 

Check it out!

 

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