ガラ携で撮ったもうなんかよくわからない写真😰。
これは14年前の2011年5月、横浜「能見台」にある横浜高校・長浜グラウンドを初めておじゃましたときのもの。
「横浜高校を初めて」と言うか、それ以前にどこかの高校のグラウンドで練習や試合を見たことはなかったのでこれが記念すべき高校初グラウンド🤭。
グラウンドの中にはOB選手からの寄贈品なども多数見かけたが、こういう記念のレリーフみたいなものも展示され(というか無造作に置かれ)ていた。
2011年4月から横浜に単身赴任して土日にやることが思いつかず、それから野球場探訪が始まったのだが「そうだ、高校のグラウンド行けば練習試合とかやってるかもしれない💡」という発想にたどり着いた。
やっぱ関東で最初に行く高校はここしかない❕
最初に行った時の練習試合、横浜は柳裕也選手(2年)-近藤健介選手(3年)というバッテリーだったが全国屈指の強豪校のレベルはこんなにすごいのかと間近で見て愕然とした記憶がある😮。
まぁ前置きはこれくらいにして、その横浜高校が佐賀へやってきた。
6/15,16の土日に行われた佐賀県の"招待高校野球"。
土曜日は悩んだ末に九州地区大学野球連盟のプレーオフを選択。ということで日曜日にさがみどりの森球場をおじゃま。
現在のチームにどんな選手がいるのかほとんど知らなかったが、14年前同様(それ以上かも)にビックリさせられることが多い試合を見ることができた。
もう驚きの連続🌀。
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日曜日(6/16)のさがみどりの森球場、好天☀。
どういう経緯かはわからないが、横浜高校を招いての佐賀での招待高校野球🥎。
招待野球、以前は福岡や熊本でも行われていたがもう何年も開催されていないと思う。九州で今も続いているのは宮崎くらい?
逆に佐賀ではこれまで開催されていなかった(←ずっと遡ればわかりませんが)が、佐賀県の高校野球ファンには待望のイベント(だと思います)😌。
土曜日は春の九州大会に出場した唐津商と佐賀北、そして日曜日はNHK杯で優勝した龍谷が横浜の胸を借りるという対戦カード。
横浜は最初に見たのは14年前だが、6年前に熊本のやはり招待野球で見る機会があったのでそれ以来。
横浜は昨年のこの時期も八女学院高校の創立100周年記念で久留米へ来てくれて、八女学院の他、飯塚や久留米商などと練習試合を開催している。
ただ昨年は都合が合わず見に行けなかったので、"今年こそは"ということでもないが朝から出向いた次第🚙。
外野手含めた全員でのボール回しから始まるシートノック。当方も些細なことも見逃すまいとフィールドを凝視していたが、それはこの日の対戦相手・龍谷の選手たちも同様👀。
「さすがやなぁ👮」なのか「俺らとかわらんやん😜」なのかどっちかわからないが、みな真剣に見ていたのは間違いない。
試合前のセレモニーは国旗掲揚から両校の校歌斉唱。自分の母校以外で高校の校歌を歌えるのはPL学園と横浜ぐらいか🤣。
『朝日直射す 富岡の阜〜♫』。周囲の人に聞こえないように小さな声で口ずさんでしまったが、勝手に胸がジーンとなる(←バカです🤤)。
今回の招待野球に多少なりとも関係していると思われるのが佐賀出身の峯大翔くんの存在。
中学時代はポニー九州・佐賀Vに所属、糸島Eとも何度か対戦したが確かにいい選手だった。
というか峯くんだけでなくこの代の佐賀Vの選手は本当にすごかった😵💫。昨年、中学硬式日本一になったチーム以上の力があったように思う。
峯くんは高校では1年夏からベンチ入り、昨夏は決勝で慶応に敗れたもののハマスタで特大HRも放った🚀。
現在の横浜の中心選手の1人だが、先の春季大会での死球の影響がまだ残っているのかこの招待野球での試合出場はなし。
当方が座ったすぐそばにお父さんの姿もお見かけしたが、親御さんも本人も佐賀の野球ファンも(そして当方も)ちょっと残念だったかも。
でも今は夏に向けて回復を最優先する時期、みんなグッとガマン🙆。
この日は佐賀Vの現役選手たちもバックネット裏から観戦していたが、対戦相手の龍谷にも佐賀VのOBが。
「2番・レフト」の陣内瑠音斗くん(3年)は同級。
佐賀V時代はしっかりしたミート力、そしてバントなどもきっちり決める選手だった。
中学時代の写真は残ってなかったが、大牟田延命でこういうオーダーの試合もあった(何の大会だったかな)。
この時の試合結果も…😢。
そして2番手でマウンドに上がった右近鼓太郎くん(1年)は2つ下になるがやはり佐賀Vだったと思う。
80㎞台の遅球を駆使して横浜打線を幻惑、3イニングを無失点で切り抜けたのは見事👏。
少々速いボールはガンガン打ち返してくる横浜打線でもやはり遅い山なり⤵のボールには苦戦。さらに制球力を磨けば貴重な夏の戦力になってきそう。
で、現在の横浜の選手で知っているのは峯くんぐらいで他は全く事前情報なし。
なんか北九州出身のすごい1年生投手がいるくらいはネットの記事で見たような気がしたが、試合始まると驚きの連続。当方の頭の中ではビックリ箱をひっくり返したような感じになった😵💫😵💫😵💫。
■【ビックリ箱 その1】2年生が主将?
⚾阿部葉太選手(2年)
この試合見終わって、糸島Eの練習に顔出すと監督から「ネットのニュースで見たけど横浜の2年生キャプテンはやっぱりすごいの❔」と。
「はっ!?」、「キャプテン!!??」、「2年生!!!???」🤔。
キャプテンは「1番・センター」で出場していた選手だが、まだ2年生とは知らなかった(←とまぁこんな感じです)。
当方、いろんなところに毎週野球を見に行っていて(多少は)「アマ野球通」を自負しているが、糸島Eの監督に言われてそういう大切なことを知るとはなんか重要部分に情報の大きな穴がありそう💨。
で、その2年生主将はすごかった💮。
初回、第1打席でいきなりセンターへ運ぶヒット。
その後の打席もいずれも痛烈な外野へのライナー🚀、バットの振りはかなり鋭いが捕らえる力、遠くへ飛ばす力は今年観た高校生の中では抜きんでているかも。
それに加えて脚、脚🏃🏃。
何げなく見ていたのだが痛烈なレフトライナーを野手が捕球した時にはもうセカンドベースのすぐ手前まで到達している。ビックリ、身体能力はかなり高い💯。
野球の技量も、2年で上級生含めてチームをまとめるリーダシップも将来が楽しみすぎて仕方ない。
■【ビックリ箱 その2】いきなり一発
⚾椎木卿五選手(3年)
スタメンマスクはチームの4番打者、前チームからレギュラー捕手としてプレーする選手のようだ。
"椎木"という姓は見覚えがあったがやはりお父さんは中日や千葉ロッテでプレーされた元プロ野球選手😌。
親子で捕手というのもありそうでなさそうだが、初回の打席でスタンドにいた佐賀の野球少年たち(と当方)のハートを打ち抜く豪快な当たり💘。
きれいな軸回転、そしてとても大きなフォロー。打球はレフト芝生席の中段あたりにドスン。先制の2ランHR🌈。
おいおい、いきなりかよ👌。
この選手もバットスイングが速くて打球が強烈。最後の打席ですさまじいサードゴロがあったが、龍谷のサード(溝口くんかな?)はよくさばいた。でも(多分)ビックリしたはず😁。
これまた将来が楽しみな選手。しかし峯くんはこういうレベルの選手たちと一緒にやってレギュラーつかんだのかと思うとさらに感心の度合いが深まった✨。
■【ビックリ箱 その3】えっ、この選手も1年生
ネットの記事で見た「北九州出身のすごい1年生」が先発マウンド。
⚾織田翔希選手(北九州・足立中)
足立中は確か北九州市民球場のすぐそばではなかったかな🏟。
身体はまだ細いが上背はある、180cmは軽く超えているだろう。そして全身がバネというかムチというかとてもしなやかでありながら強さも感じる。
糸を引くようなまっすぐはこの日のmax143km🏎。
3回までパーフェクトで5K、3か月前はまだ中学生だったことを考えれば現時点でこの実力はやはりすごい、ビックリ。ネットの噂(←情報ですね)に偽りなし。
昨年、軟式の九州大会で見たやはり北九州・木屋瀬中の投手もよかったが、こちらは大濠(?)。将来甲子園で対戦することがあれば面白い。
⚾若杉一惺選手(中本牧LS)
2番手でマウンドに上がったのはサウスポー。「ひょっとして…」と自宅に戻ってからこの試合のメンバーをネットで調べるとやはりこの選手も1年生だった🤣。
こちらも既に公式戦デビュー済のようだがキレのある変化球と制球力で三振が奪える投手。球速は130㎞前半というところだったが、完成度の高さを感じるフォームと配球、カッコいい😆。
⚾小野舜友選手(東海中央B)
「3番・ライト」でスタメン出場。立派な体格で右中間へのタイムリー3ベース含む2安打を放ったがこの選手も1年生なのか😮💨。
打撃は既に横浜でもクリーンアップ打つ力は十分にあるが、この選手も本職は投手のようだ。
中学時代から130㎞を超える速球が武器のサウスポー、(本当かどうかはわからないが)大〇桐〇高校の誘いも断って横浜へ入学したとのこと(まぁこの辺のレベルなら全国どこの高校からも声掛かるでしょうね✋)。
投げるところが見れなかったのは残念だが、二刀流で頑張ってもらいたい。
そして1年生の中には昨年の侍JAPANに選出された選手も🇯🇵。
■2023 U-15日本代表
⚾東濱成和選手(宜野湾P)
ポニーリーグ沖縄連盟きっての強豪・宜野湾Pの出身。ホークスの東浜投手とは親戚、おじいちゃん同士がご兄弟とのこと🧑🤝🧑。
昨年は糸島Eの遠征でポニーの沖縄大会へ帯同させてもらったが、くじ運がよかった(?)ら対戦できていたかも。
で、この投手も140㎞を軽く超えてくる🙃。打者2人だけの登板だったが力で抑え込んだ感じ。球威という点では1番よかったかも。
うーん、出てくる選手、出てくる選手。もうビックリしない😒。
⚾池田聖摩選手(熊本中央B)
ビックリしない…と決めていたのだがこの日の1番のビックリはこの選手🌸🌸🌸。
背番号「6」を背負いショートでスタメン、ステップはすごくリズミカルでグラブさばきも軽快、2月に人吉のオープン戦で見た國學院大・緒方蓮選手に引けを取らない🙆。
バッティングはしっかりボールを見極めて3打席連続の四球、ヒットはなかったがいかにもどの方向にも打てそうな打撃巧者ぶりが打席で漂っている。
この"雰囲気"は説明するのは困難。
そして9回2死からはマウンドへ。
「ピッチャーもやるのか」くらいに見ていたが、投球練習でいきなりの142㎞、速い、速い😦😦😦。
この選手は本当に「まさか」の1年生だった。もうビックリ、愕然🤪。
しかも熊本の子ではないか。これは将来の楽しみが幾分過ぎる。
この1年生達が1年後、そして2年後どうなっているか。
能見台まで定期点検に行ってみたい。
■ヒット打った選手
という感じで横浜が"招待"に十分すぎるパフォーマンスで応えた試合。
龍谷は3安打に封じ込まれたが、まず最初に何とかしてくれるだろうと期待していたこの選手がチーム初安打👍。
⚾岩本琉至選手(3年)
1年生の今の時期から背番号「6」を背負う好守巧打の不動のショート。
この試合は1番打者、1打席目は織田くんに三振に打ち取られたが2打席目は見事にやり返した💥。
逆方向へしっかり叩いた打球はレフトの頭上を超えていく3ベースヒット❕
レフト方向への打球で三塁を陥れる脚力、龍谷の切り込み隊長も脚は負けていない。
今年も大混戦、本命不在の佐賀の選手権大会、龍谷は岩本くんのバットと脚にかかるところが大きくなりそう🤔。
⚾溝口大和選手(3年)
「4番・サード」、椎木くんの強烈なゴロは本当によくさばいたが、打つ方では3打席目にライト前へのヒット💮。
右サイドハンドの投手から巧くおっつけて一二塁間を抜いていった。上背もあるこの試合の4番打者、しっかりボールを呼び込んで長打を打てそうな期待感アリ。
⚾藤吉心朗選手(3年)
「3番・センター」、パワーとスピードを兼ね備える強打者。4回、3ベースの岩本くんをホームへ還すセンターへの犠牲フライ👌。
そして最終回、替わったばかリの池田くんの初球、141㎞の速球をドンピシャリではじき返した打球は右中間を深々と破る2ベースヒット⚡。
龍谷この試合唯一の長打。その前の打席は見逃し三振だったので初球から思い切りいったのはよかった。それがこのヒットにつながったのだろう。この選手も熊本の子なのかな(西原中?)。
試合は6人の投手リレーで横浜が快勝したが招待試合はこういう結果であって欲しい😌。
佐賀を勝ち抜くのも大変だが甲子園で勝つのはもっと大変、そう実感することが佐賀を勝ち抜く上でも大切なものになると思う。
龍谷は4人の投手が登板したが最後に投げた左の田中くんがちょっと気になった🤔。
9回1イニングだけだったがボールは力があるように見えたし、スライダーだろうか、曲がりの大きな変化球もよかった。何年生かわからないが、夏にもう1度見てみたい投手👀。
グラウンド整備やライン引き、ゲストチームであるにもかかわらず横浜の選手たちの動きは早い😣。
いち早くトンボを取ると3‐4名ずつに分散して、整然としたグラウンド整備。龍谷の選手が「替わります」と言ってもトンボを渡すことはなくもくもくと😌。
こういうところなんだろうなぁ。
野球に対する意識の高さ。
決して「お客様」状態ではない。
それが強さにもつながるのだろう。
おそらく普段から(最低でも)自分のことは自分できっちりやっている。
そして他人にも目配り、気配りができている…に違いない。
この日スタンドにたくさん来ていた野球少年たちはこういうところを見て欲しい。
強い高校で野球やるなら、野球のプレー以外のこともしっかりできるようにならんとね😁。
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