小雨に煙る桜島。雲に覆われその雄大な全容を拝むことはできず☁。

 

 

三連休の最終日(2/25)は昨日に続き"薩摩おいどんカップ"で県営鴨池球場(平和リース球場)まで。

 

 

今年もこの球場では慶応大野球部が春季キャンプを行っているようだ。

 

連休最終日、当初は薩摩川内にPanasonicの試合を見に行こうとしていたのだが前夜から明け方にかけての雨で試合が予定通り行われるのかはかなり不透明🌧。

 

人吉の実家で(例によって)早朝覚醒し悶々としていたがおいどんカップの公式HPで各試合会場の状況を刻々とお知らせしてもらえるのはありがたい👍。

 

 

早朝6時から約1時間おきに情報がupされる。天気予報見ながら(勝手に)開始時間を遅らせて試合が行われるのではないかと期待していた薩摩川内は無念の中止。

 

で、結局平和リース球場で行われる午後からの試合に計画変更。午前中に掃除やら洗濯やら自らやって、車で1時間20分程度、昨年に続き鹿児島のメイン球場まで。

 

 

(枕崎をのぞいて)大会期間中、各試合会場で1つだけ組まれている"ピックアップゲーム"。平和リースはこの東京六大学と東都所属チームの一戦がその「特別試合」になっている。確かに好カード、鹿児島ではなかなか見ることができない試合である。

 

当方にとって法政は昨年のおいどんカップ以来だが中大は昨日の姶良に続いて2日連続での観戦。

 

ピックアップゲームということでいろんな趣向が凝らされてるがまずは試合前には開幕セレモニー。

 

 

(昨年に続き)鹿児島市長の御挨拶に続き、法政大應援団による演舞などが披露された👊。

 

1塁側、法政サイドのスタンドはその應援団にチアも加わり、さらには地元の法政OBの方々だろうか、もうリーグ戦本番を思わせるような熱気💦。

 

 

法政の応援団と鹿児島城西高校の吹奏楽部がコラボ、なんかいい感じの雰囲気。

 

対する3塁側、中大サイドは鹿児島実の吹奏学部による応援演奏♫。

 

 

当方が座ったすぐ横での演奏だったのでガンガンに音が響いてきて当方もちょっとノリノリになったがさすが甲子園の常連校、こちらも見事な応援👏。

 

1塁側はまるで神宮のような、そして3塁側は甲子園のアルプス(←まだ行ったことないですが)のような様相になった。うーん、昨年も同じ感想を持ったがやはり単なる練習試合、オープン戦ではない😌。

 

さて1塁側の法政大。

 

 

昨年は春が2位で秋が4位、例年好選手を揃えながらもなかなか優勝に届いていないという(勝手な)印象。今年はコロナ影響で5試合制で行われた2020春以来の優勝を目指すということになるのだろうか。

 

新主将を務めるのは吉安達哉選手(4年・大阪桐蔭)、昨年もこの大会で見たが投打にさすが"大阪桐蔭(?)"と思わされるレベルの高さを見せてもらった。

 

 

肩も強いし左打ちの打撃も貴重なチームの戦力。優勝に向けてはまずは投手力(←多分です)、吉安選手がどんなリードを見せてくれるかに勝手に期待、注目。

 

そして2日連続での観戦となった中大、スタンドにいた学生スタッフから「あのオッサン、昨日も姶良にいなかたっけ?」というような視線を感じた気もしたが、そこは気のせいということにしておきたい😑。

 

 

前日からは半分以上スタメン入れ替え。2番・橋本(中)、3番・繁永(二)、4番・櫻井(左)だけが同じだったかな。

 

なかなか両チームヒットが出ない投手戦(?)になったが以下例によって印象に残った選手たちをツラツラと。

 

■まず投手

 

⚾安達壮汰選手(4年・桐光学園)

 

法政の先発、立ち上がり味方守備の乱れもあって1点を失ったが、4回投げて失点はその1点のみと上々のピッチング。

 

球速は130㎞台中盤~後半が多かったが、中大の各打者がタイミング取りずらそうにしていたので打者から見辛いのか、ボールが微妙に動いているのか…。

 

三振も4つ奪ったが力感なく投げ込まれるボールは伸びもあるのだろう。

 

とても安定感のあるピッチングで感心したが、まだリーグ戦での登板なし⁉。大学最終年は先発の一角に食い込んでくるかも😌。

 

⚾三奈木亜星選手(3年・浦和学院)

 

この試合、中大は4人がマウンドに上がったが、みな140㎞中盤~後半の球速とキレのあるボールを放っていた。中でも4番手で2回を投げたこの投手は(当方が確認できた限り)max147㎞、どんどん力で押しこんでくる投球が印象に残った。

 

やや甘く入ったボールをきっちり捕えられるシーンもあったが低め、コースにコントロールできればそうそう打たれるボールではない🤔。

 

埼玉の強豪の出身、高校時代は2番手?、3番手?。夏の甲子園には「7番・ファースト」で出場したようだが、投手として今年は中大の軸になりうる存在になってきそう。

 

■好打

 

⚾知田爽汰選手(4年・星稜)

 

昨日はスタメンでマルチ安打、いずれもライナーで鋭くはじき返したいいヒットだったが、この試合も途中からの出場できっちり左中間への2ベース。とにかくミート力があってセンター中心に強いライナーを打つという意識がしっかり感じられる好打者。

 

甲子園でも大活躍した選手だがスタメン定着すれば首位打者も狙えそうなポテンシャルを持つ素材、是非にこの鹿児島キャンプでさらなる飛躍のきっかけを✋。

 

⚾伊藤櫂人選手(2年・大阪桐蔭)

 

昨日、そして今日と途中交替含めていろんな選手が出場した中大にあって主将の櫻井選手とともに2日連続でスタメンフル出場。左が多い中大打線だが、大阪桐蔭の先輩・繁永選手とともに貴重な右打者。

 

スイングは思いきりがよくてパワー💪を感じるがそれより何より「何とかしてやる」という打席での気持ちの強さを感じるスラッガータイプである(←はい、野球ド素人の当方の勝手な寸評です🙇)。

 

U-18日本代表にも選出された逸材はチームの期待も大きいようだ。既にリーグ戦で実績も残しているがこれからが楽しみな新2年生である。

 

⚾中津大和選手(4年・小松大谷)

 

この選手を見るのは2年前の神宮でのフレッシュトーナメント、そして昨年のおいどんカップに続きこれで多分3度目だが過去はいずれも外野だったと思う。大会パンフも「外野手登録」だがこの試合は「3番・ショート」でスタメン。

 

とにかく脚があって、しなやかながらコンタクト力の高いスイングが印象的なアベレージヒッターだったが、力があるところも見せてもらった🚀。

 

 

1-1で迎えた6回の打席、思い切り振り抜いた打球、最後は打球が切れないよう、うまいこと手首を返さず我慢したように見えたが打球は高く舞い上がり、ライトポール際に飛び込む勝ち越しHR❗

 

 

これが法政チーム2本目のヒット、いやぁナイスバッティング👏。"アベレージヒッター"なんて言ってしまったが昨年は春秋のリーグ戦で計3本のHRも記録しているようだ。

 

パワーというより(例えばイチロー選手のような)バットのヘッドの重みを巧く使ってボールを遠くへ運ぶ技量の高さを感じる選手。今年の法政の打線のキーマンはこの選手になってきそう。いいバッター!!

 

■ルーキー

 

昨日の試合も多くのルーキーが出場した中大、昨日は出場がなかった選手を。

 

⚾武井仙太郎選手(鎌倉学園)

 

途中出場でショートに入った。この選手も左打ち、グリップを余して持ってコンパクトに合わせてくバッティングは広角に打てる巧さがありそう。ショートの守備も無難にこなしていたように思う。

 

昨夏は鎌学の主力選手として頑張ったようだが、この大会パンフの名簿には誤植が😅。

 

 

思わず二度見してしまったが、なんかこっちの方が重厚さを感じる校名⚔。武井選手には"いい国"ならぬ、"いい大学生活"を送っていただきたい🙇。

 

⚾子安秀弥選手(東海大相模)

 

3番手でマウンドにあっがったのは(多分)昨年の相模のエース。いやぁこの投手は躍動感と言うか身体のキレと言うか小気味よさと思い切りの良さが感じられてとてもいい🤣🤣。

 

143㎞~145㎞くらいの球速表示だがいわゆる"かかった"感じのするボール、リリースする指先にすべての力が集結した、なんかそんな感じの気持ちの引き込まれる真っすぐが捕手のミットに収まっていく。

 

替わりっぱないきなり連続K、中津選手に一発は浴びたがなんかワクワクさせられるとてもいい投手🤗。

 

昨日、今日見た中大のルーキーたち、なんか本当に面白い!!

 

■得点経過

 

両チーム4安打ずつというロ―スコアな展開は1点差で法政が逃げ切り。

 

 

初回、四球にエラー、FCも絡んで無安打で中大が先制。

 

これに対して4回、法政は四死球の走者を置いて田所宗大選手(4年・いなべ総合)が完全に詰まりながらもしぶとくセカンドとライトの間に落とすチーム初ヒット、これがタイムリーとなり同点。

 

 

 

田所選手は巧いこと押っ付けたが中大にとってはややアンラッキー。

 

さらに中津選手のHRで1点を追加すると7回には内山陽斗選手(3年・天理)と主将・吉安選手の2本のタイムリーツーベースが飛び出した。

 

 

 

 

 

いずれも速球をしっかり前でさばいたいい当たりのヒットだったと思う。

 

8回に中大は伊藤櫂人選手の犠牲フライで1点を返し、これで3-5。

 

 

ピックアップゲームに相応しいなかなかの好ゲーム、そして試合は最終回へ。

 

■また会えてよかった的な

 

当初予定していた試合ではなかったがこの選手達を見れたのは当方にとっては本当によかった😀。

 

⚾深浦幹也選手(4年・福岡大大濠)

 

中大2番手で登板。糸島Eのライバル、ポニー九州連盟所属・福岡Pの出身。

 

 

U-15の侍ジャパン代表にも選出された選手、糸島Eとはトーナメントの決勝でも対戦してもらったことがあったが投打に圧倒的な力、存在感を当時から放っていた✨。

 

でもやはり当方的に印象に残っているのは打撃。大濠でも1年秋には「1」を背負い、打つ方でも主軸を任されていたがまぁ他の選手とは明らかに打球音が異なっていた🧨。

 

 

大学では(HPや雑誌によると)当初外野手登録で野手に専任しているのかと思いきや、大学最終年はまた投手に再チャレンジということなのだろうか。

 

小さなテークバックから145㎞前後の力強い真っすぐ、法政の打者を力で押しこむ姿は(知り合いでもないのに)勝手に嬉しくなった😂。

 

いろいろ苦労もあったんだと思うが、是非に今年は大ブレークを期待したい(そして来年は九州の社会人チームへ😅)。

 

ガンバレー🥎。

 

⚾山城航太郎選手(4年・福岡大大濠)

 

法政の最終回のマウンドに上がったのは深浦選手と高校の同級生。この選手も高校時代に何度か見ているがその頃は本業はショートで投げる姿は本日初めて見た。

 

 

150㎞を超える速球が武器で既にリーグ戦でもクローザー的に活躍しているというのは聞いていたが確かに速かった😵‍💫。

 

球速は今日投げた投手の中では最も速い149㎞。

 

 

これが何球かあったが真っ向から投げ下ろす角度もあるので打者からすると球威も感じるのではなかろうか。

 

毎年好投手を輩出する福岡大大濠。深浦選手、山城選手はオリックス・山下舜平大選手と同期ということになる。

 

これだけの投手陣が揃うチームなんてそうそうない。高3夏最後の独自大会は確か舜平大選手が「1」番背負っていたと思うが、まだまだこれからこの選手達の成長、活躍を見続けられたらと思う🤗。

 

そして最終回、その山城投手の149㎞を打ち返して1点差に迫るタイムリーを放ったのは今日は途中出場でセカンドに入った「当方推し」の山本聖選手(4年・鹿屋中央)。

 

 

 

"ご当地選手"として最後はピックアップゲームを盛り上げたかな。

 

ナイスバッティングでした❕

 

試合後は両チーム、応援を手伝ってもらった城西、鹿実のブラバンと一緒に記念撮影なども行っていたがピックアップゲームに限らず、おいどんカップは勝利チームには焼酎一升、敗戦チームには焼酎五合が試合後贈呈される(いかにも鹿児島らしいですが量が倍半分というのもメリハリ効いている😅)。

 

銘柄は球場によって異なるようだが、"処分"の方は選手ではなく監督やチーム関係者でお願いします🍶。

 

(おそらく)小学生のボールボーイやバット引きもこのピックアップゲームの企画の一部。

 

 

こういう経験もなかなかない。

将来この子たちが東京六大学や東都でプレーするような選手になればそれも"おいどんカップ効果"ということになる。

 

是非に10年、20年と続くイベントにしていただけたらと思う。

 

今日もいい試合ありがとうございました👮。

 

さて明日は…有休です。

 

 

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