中村晃選手の噂に始まり、福岡が騒然となった「人的補償」問題。最終的には甲斐野選手の移籍という形で決着した。

 

 

昨年見たすべての投手の中で最速。ウエスタンリーグの試合ではあったが157㎞を連発、九州の社会人や大学、高校の一流選手でもちょっと及ばない次元のスピード⚡。

 

にしてもほぼ断定的に補償の対象選手が和田選手だと書かれた記事を見た時は本当に驚いた。

 

 

おっと、"和田"違いでした(こちらは糸島Eの期待の星です✨)。

 

 

和田選手がプロテクトされないのもわかる気がするが、そこは指名する側も暗黙の了解として大人事情を察しての選手指名になるはずだったのかもしれないが、あわや「仁義なき…」に発展しかねない様相になった💣。

 

いろいろ意見はあると思うがFAにおける人的補償制度は廃止した方がいい。環境が異なるので一概に同じがいいとは言えないがメジャーのようにドラフト権利を譲渡するというような別のやり方が望ましいと思う。

 

と言うとライオンズファンの方からお叱りをいただきそうだが、今回のドラフトに照らし合わせてみると武内夏輝投手と同時に前田悠吾投手も獲得できていたかもしれないと考えればアグー選手1人の価値との比較はどうだろうか🤔。

 

ホークス的にもアグー選手は必須ではない。近藤選手も日ハムにお返ししてもいい。4軍まで構えるホークスとしてはできるだけ生え抜きの選手が主力を務めるオーダーを目指してもらいたい。ファンもそれを望んでいる😌。

 

いずれにせよ王会長の慈悲が予想外の事態を招くことにならなかったのはよかった。

とにかく甲斐野選手の活躍に期待、ひたすらそれのみ❕❕

 

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という出だしからにはなるが今回は「今年勝手に期待の選手」の社会人編。

 

決してドラフト予想とかいうことではなく昨年、一昨年あたりに当方が実際に見た選手の中で今年もう1度見たいという観点でのチョイス。

 

昨年末に投稿した"Himaoyaji Awards"では取り上げなかった選手の中から、できるだけ3年目以内の若手選手にしたつもりだがそうでない選手もいるところはご容赦を🙇。

 

まずは昨年初めて見た投手の中では最もインパクトがあったこの選手から🌺。

 

【企業登録チーム】

■投手

 

⚾沖縄電力・元悠次郎選手(沖縄尚学-東北福祉大)

 

今年2年目、昨年の日本選手権予選で初見。大学でのリーグ戦初登板が4年の秋季リーグだったというのがちょっと信じられないポテンシャルを見せてもらった。

 

その前に投げていた投手がアクシデントか何かで降板、緊急リリーフとなったが140㎞台中盤のスーッと伸びる真っすぐを軸に好投、変化球のキレもよかった。

 

真っ向から投げ下ろすリリースポイントの高い本格派。1度見ただけで断言する勇気もないがまだまだ伸びる可能性大いに秘めた選手。社会人で真価を発揮してきそう、是非に今年もう1度見てみたい👀。

 

⚾エナジック・大嵩博斗選手(浦添商-富士大)

 

昨年、日本選手権予選で数年ぶりで見る機会を得たエナジック。初戦に先発したこの投手はややスリークォーター気味な腕の出どころから安定感のある制球力が光っていた。

 

昨年のJABA九州大会ではENEOSを7回2安打で0封、大崩れなくしっかり試合が作れる投手なのだろう。

 

⚾KMGホールディングス・木下里都選手(福岡舞鶴-福岡大)

 

昨年久々に全国大会、日本選手権に出場したKMG。ルーキーながらチームの勝利に大いに貢献した剛腕、代表決定戦では完投勝利、本戦の先発も任された😌。

 

150㎞を超える力のある速球が武器、まだまだ上のステージが目指せる素材、今年は大いにアピールの年になることを期待。

 

⚾新海屋・西山侑氷選手(都城西-福岡大)

 

昨年ようやく見ることが来た新海屋、まだとても若いチームだがそのチームで昨年は主戦格を任されていた投手。身体全体を使ったダイナミックなフォームから1球1球気持ちの籠ったボールを投げ込んでくる。

 

(当方が勝手に言ってるだけだが)準硬式の星🌠、準硬式でプレーする選手たちの目標になってもらいたい。

 

⚾日鉄ステンレス・江原雅裕選手(天理-國學院大)

 

こちらも昨年「新日鐵光」時代以来、全国大会出場を果たした。メンバーは大幅入れ替え、多数の楽しみなルーキーが入団したが江原投手もその1人。

 

小学生時代にはホークスジュニアチームにも選出された逸材、球速は目を見張るものがある🧐。

 

先発かクローザーか…今年はチームの勝利の方程式に加わる投手になってもらいたい。

 

⚾日鉄九州大分・山田拓見選手(延岡学園-専修大)

 

昨年は見る機会がなかった日鉄大分、全国の舞台復帰までもう一息というところまで迫っているが産みの苦しみというところだろうか。

 

山田投手は今年3年目になるのかな、スピードだけならチームNo1の魅力🚄。この選手の台頭が日鉄大分全国へのカギ。

 

■捕手

 

捕手はまず大卒2年目となる3選手を。いずれも打撃も魅力的な"打てる捕手"たちである。

 

⚾西部ガス・松山翔太選手(鵬翔-宮崎産経大)

 

 

たまたまではあるが高校、大学そして社会人とみる機会を得た選手。高校時代からチームを鼓舞する大きな声と力強い打撃は光っていたが昨年当方が見た試合でもいいヒットがあった🤣。

 

西部ガスは今年30才になる金澤選手がまだメイン捕手として頑張っているが松山選手にはそれを脅かす存在になってもらいたい。その可能性は大いにあり。

 

⚾JR九州・平松大輝選手(創成館-環太平洋大)

 

 

高校でも大学でも全国大会出場歴を持つ経験値の高い選手。昨年までメインでマスクを被った塩田選手が勇退、牛島選手も完全に一塁にコンバートされた状況において、今年平松選手にかかる期待はかなり大きくなることが予想される。

 

藤江選手、長谷川選手との競争が楽しみ(←すみません、勝手な外野の意見で😅)。

 

⚾宮崎梅田学園・中里高郎選手(鹿町工-別府大)

 

 

新人とは思えない存在感に溢れる選手。昨年はオープン戦で1試合見ただけだが状況を見る目、肩の強さ、凄みを感じる強烈なスイングと九州の社会人を代表するような捕手になってくる期待を抱かせてもらった。

 

かなり楽しみな選手🤗。

 

⚾鮮ど市場・木下蓮音選手(球磨工)

 

なかなか見る機会もなくネット上の情報も少ない鮮ど市場。その中ではやはり当方の地元・球磨工出身のこの選手に期待。

 

多分今年で高卒3年目、昨年末に何度か見る機会があった第一工科大の坂本尚道選手や村上大斗選手と同期になるのだろう。

 

一昨年見た時は捕手だったが現在はどこ守っているか定かでない🤔。でも魅力は思い切りのいいバッティング、今年は必ず見に行かせてもらいたい。

 

■内野手

 

⚾Honda熊本・井上剛選手(佐久長聖-立教大)

 

こちらも昨年のルーキーだが日本選手権予選ではまさに「驚異の9番打者」というすばらしいパフォーマンスを見せてもらった🙆。

 

165㎝くらいの小柄な選手だがスイングは力強くて凄みがある。当てにいくような選手ではない、オーバーフェンスも十分に期待できるスラッガー。

 

昨年3月のJABA東京スポニチ杯ではサヨナラ満塁弾と衝撃的な社会人デビューを飾った選手。セカンドの守備も堅実で脚もある、いそうでなかなかいないタイプの選手、かなり期待していい選手ではなかろうか。

 

■宮崎福祉医療カレッジ(MSG)

 

ここでカテゴリが"ポジション"から"チーム"に変更😅。2年制の専門学校出身の選手たちを。

 

⚾大福ロジスティクス・小齊平拓也選手(鹿児島南-MSG)

 

昨年は見る機会がなかった大福、今年また選手は結構入れ替わるようだが外野の中心的存在だったこの選手は今年もまだ大福でプレーするようだ(ですよね😯)。

 

高2の頃から見る機会があったがセンスと技量の高さが光る好選手、チーム躍進に向け小齊平選手のリードオフに期待。

 

【クラブ登録チーム】

選手は企業チームからクラブチームに移るがMSG継続で。 

 

⚾REXパワーズ・山下悠利選手(鹿児島南-MSG)

 

REXももう随分見る機会がない…😰。選手もかなり入れ替わっているようだが平日にもオープン戦とか組んでいるようなので有休うまく使って今年は見に行けたらと思う。

 

山下選手は小齊平選手と高校からの同級生になるのだろうか。昨年のクラブチーム・福岡ベスト9を獲得した外野手、今年もREXでプレーを続けるのかな。

 

⚾嘉麻市バーニングヒーローズ・上村愛翔選手(高千穂-MSG)

 

 

こちらは先の2選手の1学年下になるのだろうか。昨年見たオープン戦でも力強い当たりを見せてもらったが強打もウリの捕手である。

 

MSGからは今回のドラフトで卒業生の川上理偉選手(大分B-リングス)が中日から育成で指名を受けた。これは後輩選手達にとっても大いに励みになるだろう。MSG現役選手、及びOB選手達にも是非に頑張ってもらいたい。

 

育成チームやレディースチームも立ち上げた嘉麻市BHの躍進にも期待。工藤兼任監督の情報発信力と行動力は本当に凄い!!

 

■福岡

 

昨年から本格的に活動を開始したチームでこのバッテリーが見れるとは思わなかった。

 

⚾GENESIS FUKUOKA・大井竣平選手(長崎西-福岡教育大)、徳永直樹選手(小倉-福岡教育大)

 

 

 

大井投手を大学時代にオープン戦で初めて見た時は国立の福教大にもこんなすごい投手がいるのかとちょっと衝撃(←言い過ぎか😅)だったが、その後は当方の中では消息不明❔

 

昨年、選手名簿で発見して北九州まで脚を運んで再見できたがかなりの潜在能力を持つ投手なので今年は大いに期待させてもらいたい。

 

そして大学時代バッテリーを組んでいた徳永選手も同じチームに所属。スイングのパワフルさは大学時代から1〜2割増し(?)、若いチームを主軸としてしっかり引っ張っていた。

 

2年目の今年は是非にチームとしての結果につなげてもらいたいと思う。

 

⚾ARC九州・永田清瑛選手(鹿屋中央)

 

こちらも昨年からJABA参入のチーム。昨年末の"Himaoyaji Awards"でも取り上げさせてもらった山田投手や今井投手も好投手だが永田投手もまだ今年で20才というとても若くて勢いのある投手。

 

多様なキャリアを積んだ選手が集まったとても興味をそそられるチーム、永田選手にはいろんなことを吸収して飛躍の年にしてもらいたい。

 

⚾福岡ベースボールクラブ・緒環佑翼選手(北九州市立)

 

昨年見たオープン戦で1番を打っていた緒環選手は高卒3年目(?)、こちらもまだ若い選手だが落ち着いて堂々とした打席でのいで立ちは"雰囲気"を感じる。

 

ここのところ続けて独立に選手を輩出している福岡BBC。緒環選手にもさらなる上のステージ目指して飛躍の年になることを期待。いい選手😌。

 

⚾福岡オーシャンズ9・福重友太選手(龍谷)

 

昨年の全日本クラブ選手権・福岡予選で初見。打順は9番だったがしぶとく食らいつくように3安打したバッティングはしっかりと印象に残るものがあった。

 

こちらも高卒3年目になるのかな。高校時代は佐賀の強豪校で主将も務めた選手のようだが、今年は大和監督兼任選手から1番打者を奪い取るような活躍を見せてもらいたい👮。

 

⚾CKGアカデミー・井上皓也選手(大分国際情報)

 

器用と言うか柔軟性に富んでいると言うかかなり難しいコースのボールにも粘り強く対応してヒットにする、投手からするとかなり厄介な存在😆。

 

3年制の専門学校なので今年が最後の年?、なんかどうしてももう1度見てみたいクセになる打者である。

 

■佐賀

 

⚾佐賀魂・早川裕城選手(明豊-城西国際大)

 

毎年(最低)1試合は見ている佐賀魂、昨年の観戦はオープン戦の1試合に留まったが(おそらく)新戦力のこの選手の攻守両面でのレベルの高さはしっかりと印象に残った。

 

先の日鉄ステンレス・江原投手とともにホークスジュニアにも選出された素質溢れる選手、スピリッツをけん引するような存在になってもらえたらと思う。

 

かなりいい選手(のような気がする🥎)。

 

■鹿児島

 

⚾薩摩ライジング・雪松大誠選手(加治木工)

 

昨年末に見た大学生との交流戦大会、高卒1年目ながら4番を任されていた選手。

 

まだ細身の体型だが軸のブレないしっかりしたスイングプレーンがある。身体の厚みが増せば長打量産も期待できるのではなかろうか🌈。

 

⚾鹿児島ドリームウェーブ・山下大輝選手(鹿児島玉龍-鹿児島大)

 

鹿児島DWは昨年は見る機会がなかった。1年で選手も結構入れ替わったようだが山下選手は今年も残留するのだろうか。

 

捕手登録の選手だがパンチ力ある打撃が魅力。やっぱ鹿大出身の選手には頑張ってもらいたい😤。

 

■沖縄

 

⚾シンバネットワークアーマンズ・小池大和選手(佐賀学園)

 

沖縄のクラブチームも昨年は見る機会なし。シンバは一昨年のクラブ選手権予選で初めて見たが、高校時代以来に見た小池選手は相変わらずシャープな鋭いスイングが光っていた⚡。

 

JPアセット証券からの移籍選手、今年もシンバでプレー続けるならば是非にまた見てみたい選手の1人である。

 

【新規参入、そして復活】

 

この投稿もかなり長くなったがもう少しだけ。

 

ここ数年、新規参入チームが着々と増えている九州の社会人野球、今年も楽しみなチームが参入。ただまだチームの全容は不明…。

 

⚾FTサンダース・福島悠介選手(筑陽学園-西南学院大)

 

現在は軟式で活動する福岡トヨタが硬式へ転換、チーム名も「FTサンダース」としてまずはクラブチームからスタートするとのこと。雑誌「大学野球」の情報では西南学院大で主将を務めた福島選手も入団予定。

 

現在軟式でプレーしている選手達がどうなるのかというのも気になるが、将来的にはとても楽しみなチームになっていきそう。

 

⚾エーアールライノス・神里航平選手(沖縄尚学-沖縄大)

 

大分の"エーアール"という建設会社が福岡・豊前市で今年から立ち上げるライノスというチームも気になる。これも「大学野球」の情報になるが沖縄大で主将・切り込み隊長を務めた神里選手の名前も入団予定選手の中にあった。

 

神里選手は甲子園出場歴もある好打者、他にどんな選手が入団するのかとても楽しみ。

 

そしてクラブチームとしては"解散"し企業チームへ復活する日産自動車九州はやはり今年の九州の社会人野球の目玉になってきそう🤗。

 

これまた「大学野球」の情報になるが進路先が"苅田ビクトリーズ"になっていた九州国際大のエースも新生・日産自動車九州への入団ということになるのだろう。

 

⚾日産自動車九州・田村晃雅選手(西京-九州国際大)

 

3年秋にはリーグ戦MVPも獲得した好投手、名門復活に向けての最初の新入団選手ということになるのだろうか。

 

大いに活躍は期待したいところだが、こちらもFTサンダース同様に現在苅田Vに所属している選手たちがどうなるのかはとても気になる🤔。

 

 

高校時代に現・大阪ガスの秋山遼太郎投手と投げ合った試合が初見だった原周嗣選手(飯塚)も昨年はまだチームのエース格、安定感のある投球が持ち味の好投手。

 

是非残留して新生チームでマウンドに立つ姿を見てみたい。

 

各チーム、早く詳細情報が明らかにならんかなぁ。

ご存じの方がいらっしゃればご教示を🙏。

 

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