前回の投稿の続き。

昨日(9/30)に行われた高校野球秋季佐賀大会・準決勝第2試合のことを。

 

 

「選手と一緒に陽に当たる場所で」の観戦がモットーの当方の野球場訪問だが、まだ病み上がりで本調子ではないので時々、さがみどりの森球場の大きな屋根の恩恵にあずかりながらの観戦。観戦環境的に北部九州の球場としては屈指の"優しさ"😌。

 

第2試合に登場したのは神埼。

 

 

2001年には春夏連続での甲子園出場歴も持つ高校だがその後は部員不足もあってやや低迷。それでも昨年の佐賀東部1年生大会では優勝、今年の夏は初戦で早稲田佐賀に接戦の末に敗れたがシードされるまでに復活してきた。

 

この高校見るのはその早稲田戦以来、1年生大会から印象に残る選手がいたので当方的にはなんか気になるチーム。

 

対するは唐津商、こちらは8月に唐津球場で行われた新人戦で見たばかり。

 

 

目立った選手はいないがつながる"マシンガン打線"がウリ。どの打者もシャープにそして広角に鋭いライナー性の当たりを放つ。こちらは一昨年秋以来の九州大会を目指しての戦い。

 

そして唐津商で気になるのは(スミマセン、やはり)糸島E出身の選手たち。8月の新人戦ではスタメン起用されていた川原元輝(1年)はセカンドでシートノック。

 

 

大人しくて真面目そうで案外そうでもない(🤗)、茶目っ気があるところもこの選手のいいところ。

 

そしてこの大会ではもう1人のOB・西﨑奨晟(1年)もベンチ入りを果たした!!

 

 

いつも笑顔、時々ビックリするようなポカ🤭もあるが何に対しても常に一生懸命。この試合はバット引きなど裏方に徹していたがこういうキャラは何かしらチームの役に立つはず、とにかく今自分にできることを精一杯頑張ってもらいたい。

 

唐津商にやや心傾きながらも家内と義母の母校でもある神埼(←嫁からは余計なお世話と言われとります🙇)も気にかけながら極めて冷静に試合の展開を追うことに。

 

では例のごとく気になった、印象に残った選手たちをツラツラと。

 

■投手陣

 

⚾木本夢翔選手(1年)

 

「1年生にとてもいい投手がいる」と聞いて見に行った8月の新人戦だったがその試合は「5番・レフト」で登板なし、打撃もいいことも認識できたが昨日ようやくこの投手のピッチングを見ることができた。

 

リラックスして力の抜けたテークバックから柔らかく肘とリストを使って球速以上に伸びのあるボールを投げ込んでくる。

 

球速は130㎞前半というところだったが神埼の打者が結構差し込まれる場面もあったのでやはり打者の手元で伸びているのだろう。

 

結局この試合は1人で完結、これは噂通りの好投手、まだまだこれから伸びるポテンシャルもたっぷり。

 

⚾平田友希選手(2年)

 

当方が見た1年生大会も今年の夏もこの投手が先発だったが背番号はそれぞれ「6」と「5」。本来内野手としてのセンスもあるようだがこの試合ではようやく「1」を背負っている姿を見ることができた。

 

右のサイドスロー、緩いボールを丁寧に低めに集めて打たせて取る投球がこの投手の信条。

 

昨日は左打者が多い唐津商相手に腐心の投球、バントや脚を使った攻撃になかなか本来のリズムがつかめなかったが、あまり他で見ない面白い投手だと思う。

 

⚾田中大遥選手(2年)

 

ライトから2番手でマウンドに上がった田中くんは一転して真っ向から投げ下ろしてくる右の本格派。ボールには力があるように見受けられたが完ぺきに捕らえてレフト前へ運んだバッティングもよかった。

 

軟投派と本格派、この2枚がしっかり機能すれば間違いなくもっと上が狙えるチーム。新チームの神埼は投手力がカギ🔓。

 

■リードオフマン

 

この試合、両チームの1番打者がいずれもいい仕事っぷり。

 

⚾岡本脩選手(1年)

 

今年の夏、1年生にして1番打者を任された試合もあった選手。まだ見たことなかったのでどんな選手か気になっていたがなるほど、これはいい選手で間違いない。

 

この試合は「1番・ショート」、守備も軽快だがコースに逆らわず広角に打てるバッティングも魅力十分。

 

 

加えて脚もありそうだがとにかく躍動感たっぷりに楽しそうに野球をやっている感がいい。うーん、いい選手、唐津商の内野手争いも相当レベルが高そう🔥。

 

⚾伊生周平選手(2年)

 

1年生大会、そして今年の夏大と神埼で最も印象深かった伊生くんはやはり昨日の試合でも一番心に残った。

 

昨日も2点タイムリー含む2安打と持ち前のコンタクト力の高い打撃力発揮。

 

 

そしてため息ができるくらいによかったのはセンターの守備。外野の間を抜けそうな打球、頭上を超えそうな打球に何度追いついただろうか😵‍💫。

 

唐津商は長打何本かを伊生くんに阻まれる結果となったが打撃、走塁、外野守備とすべてに魅力的。

 

いい選手やなぁー、これからがまだまだ楽しみ過ぎる!!

 

■好打、好走塁

 

その他にも脚と打撃で魅せてくれた選手たちが。

 

⚾野田貴斗選手(2年)

 

この選手も1年生大会から主軸を任される選手で今年の夏もショートでレギュラー。

 

試合序盤、中盤と唐津商ペースで試合が進む中、なかなか攻撃の糸口が見えなかった神埼だが野田くんのサードを強襲する強烈なタイムリーヒットで反撃開始。

 

それよりも印象に残ったのは初回の走塁。ワイルドピッチで2塁から一気にホームに生還したプレーは判断力、そして度胸も満点だったと思う👍。

 

 

常に先の塁を狙うスキのない走塁、糸島Eの選手たちに最も欠けている部分なのでこのプレーは見せてあげたかった。ナイスランでした🏃。

 

唐津商の「7番・レフト」、この選手も打撃に走塁にいいセンスしている。

 

⚾北村廉耶選手(2年)

 

この試合は2打数2安打、2四球に1犠打と5打席すべてでチームに貢献。送りバントに脚を生かしたセーフティ、レフト前へしぶとく落とすタイムリーと相手チームからするとなんともダメージの大きい見事な活躍ぶり。

 

打線下位にあってのこの野球巧者ぶりは大きい、いわゆる「どこからでも点が取れる打線」のキーマンになってくるのだろう。

 

さて試合は唐津商が初回に先制を許すもその後着実に得点を重ねて大量リード、対する神埼は5回までノーヒットとコールドも見えてきた7回に反撃。

 

途中守備から出場した西村くん(多分1年)が無死1,2塁の場面で痛烈なレフト前へのヒット。

 

 

これはビックリするようないい当たりだった😮。

 

送りバント失敗からのクリーンヒットは結果的にチャンスを拡大することに。西村くんもホッとしたに違いない。

 

 

そしてこの無死満塁のチャンスで伊生くんが走者2人を返すタイムリーツーベース。

 

 

この選手のボールを捉える技量、巧さはやはり凄い。

 

これで一気に追い上げムードになったのだがその裏、唐津商が突き放しにかかる。

 

3本のヒットに2つの四球を絡めて3点を奪い尚も満塁のチャンス。ここで「8番・サード」の井上虎気くん(2年)が左中間を破っていくヒット。

 

 

 

これで7回7点差のコールドが成立、唐津商が"サヨナラ"で勝負を決めた。

 

 

有田工に続いて唐津商が九州大会へ向けた第1関門突破。

 

神埼としては4つのエラーは痛かったがそれでも唐津商のマシンガン打線(←あっ、勝手に言ってます)はやはり強烈。先の新人戦でも痛烈なヒットをみせてもらった濵部くんはやっぱよう打つ😓。

 

⚾濵部海斗選手(2年)

 

今年の夏は2年生にして1番打者を任された巧打者。初回の第1打席は四球だったが2打席目からは右に左に4打席連続ヒット😵‍💫。

 

 

 

レフト、センター、ライト全方向へヒットを打ったが加えて盗塁を決めた脚も魅力十分。とにかく無駄な力が入ってなくてバットをしっかりコントロールできる術を知っている感じがする。

 

どういう練習したらこういうバッティングができるのだろうか。今度唐津商のグラウンドをこっそりのぞいてみようかな😎。

 

神埼は敗れはしたもののこの試合の点差ほど実力の差はないと思う。先発の平田くんは一旦マウンドを降りたものの、ピンチの場面で再登板。

 

 

背中まで泥だらけになったユニで最後まで力投続ける姿にはやはり何かを感じずにはいられない😢。

 

この日の試合前、試合後の整列時に確認した限り神埼は背番号は「18」まで。スタンドに控え部員の姿もなし。やはりまだ部員確保には苦労があるようだが一度は連合チームにまでなった高校が甲子園に復活する姿を是非に見てみたい。

 

さて唐津商は九州大会で是非にベスト4を目指してもらいたい❕

 

この日、糸島E出身選手たちの出場はなかったがフィールドに出なくても果たすべき役割はいろいろある。

 

 

試合後、監督や部長さんに少しご挨拶させていただいたが(95%はリップサービスだと思うが)2人とも真面目によく頑張ってますよとの言葉をもらった。

 

とにかく真面目にひたむきに、凡事徹底。

ケガ無くチームに貢献できる選手になってください!!

 

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そして本日決勝では有田工が唐津商に6‐4で勝利したようだ。内容は全く知らないがそれなりにいい試合だった(?)のだろう。

 

そして監督不在の中で行われた今日の糸島Eのリーグ戦と練習試合は当方が勝手にオーダー決めて挑んだがとんでもない結果となってしまった…😰。

 

先週佐賀Vに勝利して浮かれてたわけではないが本日は筑後Rに大敗。

 

 

そのことはまた心落ち着けて冷静になってからということで。

 

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一岡投手の引退セレモニー、やはり涙が出た。

にしてもあのような花道が用意される選手にまでなったのは凄いこと。

 

糸島Eからあれだけの選手が出たというのも未だに信じられない気がする。

 

 

本当にお疲れさまでした😊。

 

監督のテレビ映りもなかなかのもんでした(ということにしておこう😅)。

 

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